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カテゴリ:徒然草を読もう
第二百三十三段
万(よろづ)の咎あらじと思はば、何事にもまことありて、人を分かず、うやうやしく、言葉少なからんにはしかじ。男女(なんにょ)・老少(ろうしょう)、皆さる人こそよけれども、ことに、若くかたちよき人の、ことうるはしきは、忘れがたく、思ひつかるるものなり。 万(よろづ)の咎は、馴れたるさまに上手めき、所得たるけしきして、人をないがしろにするにあり。 現代風訳 万事につけて失敗を避けたいと思うなら、何事にも誠実に、人を差別せず、礼儀正しく、口数少ないのが一番だ。男も女も老人も若者も同じである。ことに若くて容姿にすぐれた人で、言葉遣いが綺麗なのは、忘れがたく、心引かれるものである。 万事につけての過失は、物馴れた態度で上手ぶり、得意げな態度で人を軽んずることにある。 ![]() ![]() ![]() 万(よろづ)の咎あらじと思うような青少年って、どう? かなりつまらないかもしれない。 尖って突っ走る青春、応援します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.10.06 07:00:16
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