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朝、背中が痒いと訴えた坊。シャツをめくって見た私は、嫌な予感がした。
これは水いぼではないか。9月に一度、皮膚科で水いぼを潰して大泣きしたことがある。 しかし水いぼは放っておくと増えていくし、他人にうつるので、 泣いても喚いても潰してもらわねばなるまい。 坊は皮膚科のことを「プチプチする病院」と言って怖がっている。 痛い目に遭っているせいか、先週 小姐がかかった時もやけに警戒し、 「僕は今日はついていくだけだよね?」と何度も聞かれた(汗)。 しかし、今日は覚悟しなければならないよ。…なんて、とても言えないね。 とりあえず小姐だけバスに乗せ、坊は朝一番で皮膚科へ行って、 その足で幼稚園まで送って行くことに。 診察を終え、奥の診療台へと促された坊は、忌まわしい記憶が蘇ったらしく、 「嫌だーーーーー!!!!!」と大泣き。 上半身裸になるように言われても、袖をぐっとつかんで抵抗した。 看護師さんが2人がかりで脱がせたが…。 潰すしか方法がないとはいえ、見ているのもつらい光景だ。 それに、看護師さんの1人が怖いんだ、これが。 子どもに対して威圧的だ(そういう私もかなりドライだけど)。 終わってもしばらくヒックヒック言っていた。 車の中で、大好きなプラレールハイパーガーディアンの歌を聞かせたら 少しは落ち着いたが、幼稚園の駐車場に着くと「お母さんがいい!」と号泣。 これは前回と同じだ。怖い思いをして、まだ動揺しているのだろう。 基本的に幼稚園が好きじゃないからな…。 甘えさせてくれる母親でもないけど、幼稚園よりはマシだと思っているのか(苦笑)。 玄関でメソメソしていたら、ちょうど担任の先生が階段を下りてきた。 昨年も同じクラスだった女の子が一緒にいて「坊君、お誕生日おめでとう!」 そう、今日は坊の誕生日なのだ。 そして、なんともタイムリーに今日は幼稚園で1月生まれのお誕生日会が開かれる。 「お名前はって聞かれたら大きな声で言いなさいよ」と言うと力なく頷いたが…。 帰宅後、小姐に 坊はお誕生日会でどんな様子だったか尋ねたら 「ちゃんと元気に答えたよ」とのことだったので、 お誕生日会が始まる頃にはテンションが戻っていたかとホッとした。 先生からのお祝いの言葉が書かれている「おたんじょうびのほん」を見ると、 小姐の6歳の誕生日の時より、身長が高い。5歳なのに。 図体ばかりデカくて、中身は…なんて言いたくないけど、 願わくは、もう少し逞しくなってくれるといいんだけどな。 でも坊にだっていいところはある。逞しくはないけど、その分、君は優しい! その優しい気持ち、ずっと持ち続けてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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