前門の虎、後門の狼　<年子を抱えて>

警戒心が強く、新しい環境に慣れるのに人一倍時間がかかる坊。
入園した時は当然泣いたし、年中になった時も なかなかクラスになじめず
４月のうちはずっと「幼稚園に行きたくない」と半泣きで、
小姐に「そうやってグズグズ言っていいのは年少さんだけ！」と喝を入れられていた。

年中のクラスに慣れたのは２学期に入ってからで、
本来の３枚目な性格を表に出せるようになったのは３学期になってから（遅すぎ！）。
でも、このクラスもあと少しで終わりだ…と思うとブルーになり、
さらに、小姐が卒園してしまうことが寂しくてたまらない様子だった。

グズグズ言っても「ハイ、行くよ！」と引っ張って行ってくれる小姐もいないし、
これはまた登園を渋るに違いないな、と覚悟を決めていた。
小姐の入学式の日が 坊の年長初日だったが、
なんと、信じられないくらいケロッとしてバスに乗って行ったから嬉しい誤算だった。

相思相愛のＳ君が同じクラスだし（彼は年少からずっと一緒）、
年中で同じクラスだった子も多いし、
年少の担任だったＳ先生が 今年また担任になって、
坊にとっては安心できるクラスなのだろう。よかった、よかった！

ちなみに、坊は保育園の在籍だが、幼保一元（認定こども園）なので、
幼稚園の子がいる時間帯は幼稚園で一緒に過ごし、
幼稚園の子が帰った後は保育園の園舎のほうで過ごす、という形になっている。
課外教室（開始は来週）には、今までどおり参加できる。

小姐は、坊を迎えに行くのが楽しいらしい。先生たちに会えることを喜んでいる。