カテゴリ:Fang
席替えをしたら、仲良しのS君と遠くなってしまった、と坊が嘆いていた。
S君は年少からずっと一緒で、数少ない 気の許せる相手である。 今度の席は誰の近くになったのかと尋ねると「知らない子ばっかり」。 「知らない子」ってアンタ…。同じクラスの子を、そんなふうに言うなんて。 まぁいかにも坊らしいといえばそれまでだが、 S君以外の誰かと喋ってみようなんて積極性はないのだろう、 基本的に、他人に興味がないんだよな~。 S君は、家は近いけど校区は違うから、どうあがいても今年でお別れだ。 坊よ、そんなふうで 新たな友達ができるのかい? と言ってもなぁ、私の息子だからなぁ、人見知りが激しいのもうなずける(爆)。 誰とでも仲良く遊べる子がいたら、それはその子の長所であるといえる。 そういう子は、集団で何かをするときに大いに楽しむことができるに違いないし、 その集団を率いる先生にとっても扱いやすい子だろう。 でも、だからといって、皆と一緒に行動するのは嫌、という子を、 社会性がない、短所だと評価するのは違うと思う。集団になじみにくい子には、 自分なりの世界をつくることによって、自分を守るという強さがあるのだから。 大勢に流されず一人でじっくり考えたり、自分のやり方で表現できるなら、 たいしたもんじゃないか(私も坊もそういうタイプだから、敢えてそう言ってみる)。 短所とされる性格は、すべて長所の裏返しではないだろうか。 社会に出れば、それぞれの個性は、集団生活にとって便利か否かという基準で 嫌でも長所だ短所だと見られることが多くなる。 せめて母親くらいは、子どものどこがいい、どこが悪いなんて判断しないでやろう。 どんな面があろうと坊は坊なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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