テーマ:仕事しごとシゴト(23670)
カテゴリ:woman problem
ひどく疲れた様子の女性は1歳くらいの女児を抱いていた。
その横で 5歳くらいの男児が、母親の上着の裾を握っていた。 その親子を窓口で一目見ただけで、これは只事ではなさそうだと判断できた。 彼女らに付き添ってきた自治体職員が差し出した書類には、 生活保護受給世帯が多いことで有名な、西日本の とある場所の名前があった。 どうやら、夫のDVから着の身着のまま逃げて、警察に保護された模様。 自宅を飛び出す直前に どういうやりとりがあったのかが生々しく書かれていた。 私たちの市にある母子寮に入ることが決定し、諸々の手続きをしているのだという。 こういった人たちは、年金番号を新たに取得するケースが多いため、その相談に来たのだ。 ちなみに、この一家も保護世帯だったようだ。 理由はどうあれ、安定した生活を営むことが難しい。 そういう人たちが家庭を築くことで背負う格差、社会的な階層の固定化を打破するには 何が必要なのだろうか。一番の被害者は そんな環境で育てられる子どもだと思うと 窓口対応が終わり 彼女らを見送ってからも、暗澹たる気持ちで ため息が漏れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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