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カテゴリ:生物学
メダカなどの飼育の餌にされる、日本全国の池などにいる微小甲殻類のミジンコ( ◎全国の湖沼のミジンコを調査 この興味深い研究結果を、東北大の占部城太郎教授(生態学)らのチームがまとめ それによると日本に定着したミジンコが、実はすべてが北米産で、しかもたった4 占部教授らのチームは、全国の池など300カ所以上を調べ、このうち35カ所で ◎数百年前から数千年前に日本に渡来 これほど遺伝的に多様性が乏しいのは、日本のミジンコが有性生殖能力を失い、雌 そのミジンコのわずかな変異の頻度から日本に来た時期を逆算すると、全国に広く ◎飛べないミジンコがどうやって日本へ? ここで謎なのは、このミジンコは一体どうやって日本の湖沼にやって来れたのか、 近年の外来生物は、輸入作物や材木などに紛れてやって来るケースが多い。しかし 1つ考えられるとすれば、水鳥に運ばれて、ということだが、シベリアからなら分 ◎単為生殖で乾燥などに耐えたが、有害遺伝子を蓄積 研究した日本のミジンコは、どれも乾燥に強い「休眠卵」を交尾せずに産める特殊 しかしその代価は、実は大きい。 オスと交尾せず、メスだけで子を産む「単為生殖」で増えたから、有性生殖なら排 ◎数千年で集団としての寿命は尽きるか 単為生殖を続ける個体群は、有害遺伝子の蓄積により数千年で集団としての寿命が 実際、占部教授は、「集団としての寿命がやがて尽きる。新たな移入がなければ、 するとミジンコを食物としているメダカやフナなどの小型水棲動物にも危機、であ 昨年の今日の日記:「佐倉『ふるさと広場』のチューリップフェスタは春爛漫」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.23 04:29:25
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