武官肺炎の培養地になった観のあるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(写真)に乗船していた80歳代の高齢者2人が昨日死亡した。
◎風評被害で日本は世界から「危険な国」視
船という狭い空間に人が密集して何日も過ごし、パーティーやエンターテインメント、みんな集まっての夕食会など、集団感染する条件が複数組み合ったクルーズ船のリスクが、あらためて浮き彫りになった。
死者は高齢者、持病を持った人に限られ、若者にはさほど脅威ではないとはいえ、これは、国難である。
だが僕が怖れるのは、そうしたことではない。
日本は危ない――という風評被害である。すでに韓国、台湾、タイなどは日本をへの渡航に注意喚起し、事実上、渡航禁止にしている。
◎早くから中国からの旅行者の入国禁止すべきだった
すでに昨年後半の文在寅政権の反日キャンペーンで韓国からの観光客は前年比6割減という大幅な落ち込みになり、今年の年間4000万人という訪日客の目標に黄信号が点っているが、もしこのまま武官肺炎が収束せず、拡大し続ければ、夏の東京五輪も危ない。
日本が世界から危険国、新型コロナウイルス汚染国と認識され続ければ、日本は世界から孤立する。
後知恵のそしりを免れないが、今にして思えば、アメリカが素早く手を打ったように、春節前にスターリニスト中国からの訪日観光客(写真)を全面入国禁止すべきだった。4月の習近平の国賓来日を控え、安倍首相がスターリニスト中国に遠慮したのだとすれば、大いなる判断ミスである。
◎国難そっちのけで「桜」追及に「いつまでやってんだ」
そうした危機が、共有されていないのが、わが国会、である。国難をそっちのけで、相も変わらず、すでに終わったことである「桜を見る会」の追及に明け暮れる。
昨夜も知人と鍋を囲んだ折り、「いつまでやってんだよ! そんな時じゃないだろ」という話になった。
立憲民主党などは、こうした不毛で非生産的な議論をいつまでも仕掛け続るのか。
そうすればよい。
彼らの追及は国民の誰からも注目されず、馬鹿にされ、やがては本当の「桜」のように散っていってしまうだろう。
昨年の今日の日記:ネパール旅行のため休載