イギリスが核軍拡に動く。3月16日に発表されたイギリス政府の「外交・安全保障の方針・統合レビュー」で、核弾頭数の上限の目標を180発から260発に引き上げると表明した。
◎反核集団の非難
イギリスのような国が核配備していても、100発程度ではただのショーに過ぎない。上限目標を80発程度引き上げても、世界の核戦力のバランスには何の影響もない。
それでも、イギリスなどの反核集団は、「核なき世界」に背を向ける暴挙と強く非難している。
遠い国の話だから、日本国内では大きな非難の声は起きていないが、日本にも原水協や被爆者団体、共産党・立憲民主党など、反核集団は多い。彼らは、アメリカが何かすると、同様な声で強くアメリカを非難する。
日本政府が、核禁条約に入らないことも、彼らは常に非難してやまない(写真)。
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◎ダブルスタンダードの反核集団、北京や平壌で反核集会を開けるか?
しかし彼らの「反核平和」など、ダブルスタンダードもいいところだ。非難の矛先が向くのは、アメリカや日本など自由主義圏であり、今も日々、核兵器を増強しているスターリニスト中国、幼稚な水準ながらもせっせと核開発に邁進する北朝鮮ならず者集団は全く免罪されている。
彼らが真に反核平和を願う集団なら、例えば天安門広場(下の写真の上)や平壌の金日成広場(下の写真の下)で、核反対の集会でも開いてみろ、と言いたい。
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◎侵略戦争を招く日米の反核
今、アメリカが核廃絶などに踏み切れば、スターリニスト中国も北朝鮮ならず者集団も大喜びで、隣国への侵略を始めるだろう。だから日本政府は、核禁条約に入らないのだ。
こう考えれば、核禁条約は赤色帝国主義国家に侵略を促す危険で、無謀なエセ平和条約であることが分かる。
アメリカの「核の傘」のもとで、スターリニスト中国と北朝鮮ならず者集団の核ミサイル攻撃から免れている日本にとって、東アジアの緊張がある限り、どう転んでも核禁条約など入れないのである。
昨年の今日の日記:休載