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2022.02.01
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カテゴリ:金融と投資
 ヘッジファンドなど世界の投資家たちは、新たな情報データを手にして、様々な市場で利益を稼いでいる。
​◎非直接的データから投資機会を見つける​
 最近、広がっているのが、「オルタナティブデータ」と呼ばれるものだ。直訳すると、代替データだが、要するにこれまでとは異なる領域のデータを集め、それを分析して市場に介入し、利益を得ているのだ。
 以前に、機関投資家の中には衛星画像からある工場の車両の出入りをチェックし、その工場の繁忙度を察知し、会社の株を売買するという話を目にしたことがある。
 衛星画像のデータなら、個人はとうてい太刀打ちできない。
 最近の「オルタナティブデータ」はさらに洗練化されているという。
​◎建築用金具の在庫から木材先物の空売り機会をつかむ​
​ 昨年の初夏、アメリカの木材先物価格が急落した。いわゆる「ウッドショック」である()。それまで高騰していた木材価格の急落の機をつかんだヘッジファンドがあった。このヘッジファンドは、木材先物の空売りを積み上げ、下落後に買い戻して莫大な利益を得た。



​ このヘッジファンドが空売りの判断に使ったのが、全米の建築用金具の在庫データだった。木材を大量に消費する住宅の建設で、上階と下階をつなぐ「木材接合用メタル板」である(写真=木材接合用メタル板の一部)。


 この部品の在庫が不足すれば、建設が停滞し、木材需要は減る。すると木材先物相場は下落する、という読みだった。
 ただそのデータ収集は、大変だった。どのホームセンターが在庫管理をしっかりしていて、ホームページの在庫情報は頻繁に更新されて実態を正しく映しているかなどを調べ上げ、全米の在庫を一目で分かるようにした。ここから、相場急落の糸口をつかんだという。
 凄いテクニックである。
​◎オルタナティブデータをいかにうまく使うかが勝負​
 これに近いことは、かつて遼寧省党委書記時代にスターリニスト中国首相の李克強が行っていた。彼は、中国の経済統計が水増しされて当てにならないために、3つの指標のうち電力消費量を経済判断に用いていた。
 この手法は、今も有効なようで、銀行などは企業の電力使用量を詳細に把握し、その企業の与信判断に用いているという。
 今や大規模機関投資家は、オルタナティブデータ活用は当たり前のようだ。
 それを使えない個人投資家は、明らかにハンデを負う。まともに勝負できる相手ではないということだ。

昨年の今日の日記:「SNSと手数料無料証券会社を武器に空売りヘッジファンドを屈服させる愚かさ、株式市場の破壊に快哉など叫べない」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202102010000/​





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Last updated  2022.02.01 04:32:15



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