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カテゴリ:金融と投資
日本株が、低空飛行を続けている。アメリカを初めとした各国の利上げがあり、あおりを受けて株式市場はどこも総崩れになっていて、日経平均株価が安値圏の2万7000円台で行ったり来たりしているのも、仕方がないとも言える。 ◎最高額のファーストリテイリング、最低単元でも800万円弱 だが、それでも中には個人投資家にとても手が出ない高額の株もある。例えば単元株価トップのファーストリテイリングは7月27日の終値で7万8580円もする(写真=山口県の本社)。 売買は100株単位なので、ファーストリテイリングを最低単元の100株買っても、785万8000円もかかる(手数料も含まない)。個人では、とうてい買えない。 しかし、これが1株単位だったらどうだろうか。7万数千円なら何とか買えるだろう。ちなみにアメリカ株は1株単位で、世界で時価総額2位(1位はサウジアラビアのサウジアラムコ)のアップルでも1株から買えるから、せいぜい2万円弱で買える。 日本株は、奇妙と言える。 しかしネット証券の中には、1株から買えるところがある。しかも手数料無料で。 やや古くなったがマネックス証券が昨年7月5日から、ワン株(単元未満株)の買付手数料を無料になった。 ◎NTTの端株保有 ワン株、つまり1株から手数料無料で買い付けられる。値がさ株など、1単元=100株でかなりまとまった金額が必要だったが、値がさ株でも買付手数料を気にせずに、1株から買えるようになる。 僕は、さっそく利用しようと思っている。しかしファーストリテイリングではない。むろん2位のSMCでもない(SMC株については、17年11月27日付日記:「一般には無名だが外国人投資家などの寵児、東京株式市場の輝ける『お化け』」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201711270000/を参照)。 以前持っていた(とっくの昔に損切りしたが)NTT株の端株があり、毎年2回、端株16株分の配当が振り込まれてくる。その額、700円ちょっと。振込手数料負担などを考えたら、NTTにちょっと気の毒になるくらいだ。 ◎以前に持っていて分割後の名残 この端株は、以前にNTTが株式分割した時の名残であり、会社に買い取ってもらうしかなく、僕はその処置も執らずにそのままにしていた。 今後、小遣いが出来たら、1株ずつワン株投資をしようと思う。そして100株まっとまったら、株主名簿に載り、いちおう議決権も得られる。株主優待する会社の場合、優待も受けられる。 かつてお役所的意識まるだしで、いつも総務省や財務省の方を向いていて、株主のことなどちっとも気にかけなかったのだが、民営化されて数十年もたつと、さすがに株主に配慮するようになった。自社株買いや増配など、毎期のように続けている(写真=本社の入る大手町ファーストスクエア)。 手持ちの小銭で、少しずつ端株を買い増しするのもいいかな、と思うようになった。 NTTは、現在、1株3878円だ(27日終値)。100株1単元で買うのは、ちょっとした資金が必要だが、10株で3万9000円弱、5株なら2万円弱で済む。 ◎ワン株投資でわずかな手数料もパフォーマンスに影響するから要注意 これまで他のネット証券同様、マネックス証券も、ワン株投資は可能だったが、買付手数料が約定金額の0.5%、税込で0.55%(最低手数料48円、税込で52円)も取られていた。例えば前記のNTT1株を3900円で買ったとすれば、税込みで21円の手数料となり、割高感が強かった。 これだけの手数料を取られれば、パフォーマンスに大きく影響する。 今後は、それを気にしないで済む。 あと、高くて買えなかった日本電産や東京エレクトロンなども、値を下げた時を見計らって1株単位で買おうかと夢想する。 昨年の今日の日記:「北海道紀行⑭:小樽を歩くその7=北海道3大夜景で有名な小樽天狗山へ」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202107280000/
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Last updated
2022.07.28 04:16:06
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