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カテゴリ:国内政治
岸田内閣支持率と長野県4人殺人事件――共通するのは、いずれもどら息子が名士の親の足を引っ張ったことだ。 ◎G7サミットでは成果を挙げたが 長野県中野市の4人殺人事件では、引きこもりのどら息子が、高齢女性2人と事件で駆けつけた警官2人を殺した。事件の残虐さ・悪質さの衝撃の中で、父親の中野市議会議長が市議辞職した。被害者の遺族はもちろんだが、犯人の息子の罪を年取った父親と母親が生涯、背負わなければならない。 これほど大事件ではないが、29日に発表された日経の世論調査で、広島サミット(G7)を主催者として成功裏に務めあげた岸田グズが、よもやの支持率低下となった。 G7は、テロ国家ロシアの侵略に戦うウクライナ支援とスターリニスト中国の覇権主義に対して西側の強い結束を示し、しかもよもやのゼレンスキー大統領の直接参加に成功した。G7首脳(EU首脳を含む)とゼレンスキー大統領とは、岸田グズがそれぞれ平和記念資料館と原爆死没者慰霊碑を案内し、献花にも加わった(写真)。 すべてテレビと新聞が最大限に報道した。 ◎世論調査の支持率減・不支持率上昇はどら息子の「ご乱行」報道が原因 おそらく十分な手応えを感じた岸田グズ本人と政府・自民党首脳は、支持率の大幅上昇を想定しただろう。だから政府・与党の一部には、早期解散論が出ているのだ。 ところが、結果はよもやの支持率5ポイント減・不支持率4ポイントの上昇となった。 その余波で、自民党の支持率も下がった。堅調に支持率を伸ばしたのは、日本維新の会だけだ。東京での公明党との絶縁騒ぎもあり、解散風も止むかもしれない。 この大誤算のすべては、直前に報道された首相秘書官を務める岸田グズのどら息子の「ご乱行」である。首相公邸で親族と忘年会を開き、新内閣組閣後に記念撮影する階段で写真撮影し、一部は寝転んだりするふざけきった態度が週刊文春で報道され(写真)、テレビもネットも一斉に飛びついて派手に報じた。 ◎鼻持ちならない特権意識 こちらのどら息子は、政務秘書官を務めるから今年1月にも岸田グズの外遊に同行し、合間に公用車を使って、観光やお土産買いという公私混同をしたことが発覚し、大きく批判報道された。 時間軸としては、忘年会が12月30日だったからこちらの方が先だが、相次いでの「ご乱行」報道は、確実に岸田グズの足を引っ張っている。それでも岸田グズは、厳重注意したと称し、それでお茶を濁そうとした。 ちなみに海外出張時の公私混同も昨年末の忘年会も、どら息子が自分は上級国民だと慢心しているから起こったことで、こうした思い上がり=特権意識を庶民は本能的に忌避する。監督できない親父の人気を落とすには十分なのだ。 しかしさすがに世間の風当たりを気にし、政権運営にも重荷となると察したのか、あるいは側近や有力者に諭されたのか、昨夜、記者会見で来月1日付で政務秘書官の地位を更迭すると発表した。溺愛していたのか、表情は苦渋に満ちていた。 ◎メディアは3度目を探す、その時はもう政局に これで苦渋に踏み切っていなければ、文春などメディアはしつこいから、ネタになると思えば、次の「ご乱行」を探していた。 2度あることは3度ある。どら息子の軽薄さは生来のものだろうから、必ず3度目も出てくるだろう。その時になったら、岸田グズ自身の責任も問われる。内閣支持率はさらに落ち、政局にもなる。 岸田グズがどら息子をここまで庇ったのは、自分の選挙区を議員引退後にどら息子=翔太郎に継がせたいからなのだろう。これで、当面の当てが狂った。 幼少時のしつけの甘さが父親の自分に跳ね返った図を見せられてウンザリである。
昨年の今日の日記:「奥日光の山旅②:高山山頂に到達後に峠から中禅寺湖方面に、途中でシロヤシオやシャクナゲなど」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202205300000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.30 04:27:43
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