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2023.06.10
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カテゴリ:登山
 難儀の末に、火口原駐車場に到着した。
​ 一休みする間も惜しんで、恵山への登山路(権現堂コース)を登って行く。道の行く手に、屏風のように聳え立つ荒々しい山容の恵山が見えた(写真)。



​◎恵山山頂途中にもお地蔵さん​
 観察するとよく分かるが、山体のあちこちから噴煙が立ち上っている。恵山が活火山であることを雄弁に物語っている。
 硫化水素などの火山ガスのために、恵山にはほとんど植生が見えない。裸の山だ。
​ ここでも登山路のそばに、お地蔵さんが置かれている(写真)。江戸時代か明治に、民衆が背負って、据え付けたものだ。​



​ しばらくはなだらかな道が続く。瓦礫も少なく、先ほどまでの舗装道路よりよほど楽だ。左の丈の低いツツジ科のガンコウランに覆われた谷は、「賽の河原」と呼ばれていて、ここにも何体もお地蔵さんが設置されている(写真)。昔は、ここが登山路だったのかしれない。​





​◎ガンコウランだけが火山の山肌にこびりつくように自生​
 ガンコウランは、強風がいつも吹いているせいか、丈は10センチもない。火山ガスの来ない所に生えている恵山唯一と言っていい植物だ。
​ 歩いている左に見える海は、太平洋だろう(写真)。​





 恵山は、海老の尻尾のような渡島半島の東側の突先に聳える孤立峰だ。東側に太平洋が広がり、南は下北半島を望む津軽海峡だ。
 次第に標高を上げていく。傾斜がきつくなり、しかも大小様々な溶岩塊が登山路にのしかかるようにせり出している。所々、落石注意の表示が出ているが、注意しても落ちて直撃されればひとたまりもない(写真)。



​◎火山ガスと強い風にさらされて​
 時々、目がチクチクするのは、硫化水素による刺激だろう。卵の腐ったような臭いも、あちこちでする。
 くねくねと曲がった登山路は、さほど険しくはない。鎖場は全くなく、ロープもたぶん無かった。
 ただ時には真っ向から風を受けると、足下がふらつくこともある。風は、かなり強い。
(この項、続く)

昨年の今日の日記:「奥日光の山旅⑥:半月山への道;スティックが無い!、パニックで余計に疲労を重ね高年女性に追い抜かれる体たらく」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202206100000/​





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Last updated  2023.06.10 04:42:47



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