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2023.06.15
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カテゴリ:考古学
 4月26日、函館4日目の朝。目覚めると、前夜の予報どおり雨だった。これまで3日間は、肌寒い「寒の戻り」の陽気だったが、曲がりなりにも晴れてくれた。
 おかげで行きたい所はほとんど行けた。恵山に登れたし、函館山にも脚で登れた。箱館戦争とゆかりの人たちの事跡も訪ねられた。美味い海産物も食べられた。

​◎雨で行き先は限られる​
 それでも見残した所は、まだある。函館山の麓の、津軽海峡に突き出した立待岬に行ってみたかったし、郊外のトラピスチヌ修道院にも訪れたかった。昨日借りた電動アシスト自転車を使えば、両方行けたが、雨では自転車は乗れない。
 市電で行ける市内を、ちょっと見るだけとなりそうだ。午後1時39分、新函館北斗始発の新幹線「はやぶさ32号」で帰らねばならないから、行けるのも限定される。
 僕は、市立函館博物館に行くことにした。ここに昨日バスで通過した志海苔で出土した中世豪族の小林氏の隠匿した膨大な中国銭が収蔵されているから、一部は見られるはずだ。ちなみに中世には日本では銅銭は作られていない。日本国内に流通する銭(ぜに)はほぼ全部が中国から輸入した中国銭だった。大河ドラマ『どうする家康』で時々映し出される銭は、みんな中国銭なのだ。

​◎函館公園の中の函館博物館へ​
 市電の「青柳町」電停で降りて、函館山裾のゆるやかな坂を登る。広い、整備された函館公園を目指す。市立博物館は、その奥まった所にある。
​ 函館公園は、整備された広い公園だ。ただ雨なので、晴天なら仰ぎ見られるはずの函館山も雲の中だ(写真)。


​ 市立函館博物館(写真)は、公園の奥まった所にある。​



 9時会館すぐに入ったから、僕が一番乗りだった。入館料を払う時も、驚いた。大人はたったの100円。昨日夕に入った青函市連絡船記念館摩周丸の500円の割高さを、あらためて意識させられた。

​◎大甕に入って埋められていた大量の中世古銭​
​ 志海苔古銭の展示は、入ってすぐのホールにあった。ガラスケースの中には、珠洲焼と越前焼の巨大な甕3個が収められていた(写真)。中央の口と胴部上部が欠けているのが珠洲焼で、あと2つは越前焼で、いずれも14世紀後半の制作と分かっている。


 前にも書いたが、1968(昭和43)年7月、道路拡幅工事中に、偶然、前述の3つの大甕と中に隠匿された大量の古銭が発見された。1カ所で、これだけの中世古銭が発見されたのは初めてのことだった。
(この項、続く)

昨年の今日の日記:休載​





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Last updated  2023.06.15 05:44:12



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