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カテゴリ:国内政治
「黄金の3年間」を手にしたと言われたのが、もう遠い昔のような気がする。 岸田グズ眼鏡(写真)が首相就任後に初めて2021年衆院選、22年参院選を無難に乗り切り、25年まで国政選挙がなく、岸田は思うとおりに政策を進められるという意味で流布した用語だ。 ◎共同通信ではトリプルスコアの不人気 しかし22年参院選後は、相次ぐ閣僚などの不祥事辞任、その後も安倍派による政治資金問題などで揺れ、岸田グズ眼鏡は、安倍派の4閣僚の更迭、5副大臣の更迭などで取り繕った。しかしそれは、全く国民の支持を得ていない弥縫策だった。 4閣僚、5副大臣の更迭後の15、16日に実施された日経新聞とテレ東の共同世論調査で、内閣支持率は過去最低の26%に落ち込み、半面、不支持率は6ポイント増の68%となった。 1日遅れの16日、17日実施の共同通信では、さらに厳しい結果となった。岸田政権支持率は22.3%、不支持率は1カ月前より8.7ポイントも上がり65.4%で、トリプルスコアとなった。 ◎安倍派大粛正は岩盤支持層を壊した かつて自民党内閣の岩盤支持は20%と言われた。固い保守層が岩盤のように自民党内閣を支持し、どんなに不人気でもそれを割ることは少ない、割ったら内閣は終わり、という意味だった。 その岩盤の自民支持の保守層に、岸田グズ眼鏡の安倍派大粛正で亀裂が入った。安倍派大粛正は、自身の延命のために岩盤支持層を壊しにかかった、とみなされた可能性が高い。 すると、安倍派ほどの支持基盤を持たない岸田グズ眼鏡の先行きは、厳しい。 ◎一貫性がまるでなく場当たり変更 識者も国民も、岸田グズ眼鏡が何をやりたいのかさっぱり分からない、やることがちぐはぐだと思っている。 防衛増税などを打ち出したと思ったら、秋の衆参補選を前に唐突に減税と給付金支給を打ち出した。この策も、国民から見透かされ、全く支持率上昇に寄与しなかった。逆に支持率は下落し、不支持率は上がってしまった。不人気のあまり、子育て支援策の財源と目を付けている社会保険料の上乗せ徴収を先送りしてしまった。財源は、年末までに手当てするはずだった。方針の場当たり変更も、信用を失わせることにつながっている。 岸田グズ眼鏡の長期低落傾向はずっと続いており、岩盤を壊したから、今後も回復の見込みは乏しい。党内最大派閥の安倍派も、もう岸田グズ眼鏡を支えない。 そうすると、来年秋の自民党総裁選まで持つのか、ということも話題に上ってくる。 ◎親スターリニスト中国のやりたい放題に無策 あまり問題になっていないが、岸田グズ眼鏡の親スターリニスト中国の路線が、日本の国益を大きく損ねていることを、僕は指摘しておきたい。 スターリニスト中国が国際原子力機関(IAEA)の処理水放出が全く無害とお墨付きを出しても、相変わらず日本産海産物を輸入停止している。これに対して、岸田グズ眼鏡は、何一つ報復対抗策を打ち出せていない。 報復措置としてスターリニスト中国のEVや太陽電池を輸入停止にしたらいいのだ。 さらにアステラス製薬の日本人拘束者の解放すら要求できない。代わりにスパイ容疑の濃厚なスターリニスト中国の在日重要ビジネスマンなどを逮捕して「人質交換」に持ち込むべきだ。 ◎尖閣諸島のブイ設置を黙認 最も問題なのは、親スターリニスト中国のあまり、基本的な安全保障面に対して無頓着なことだ。スターリニスト中国に対して融和的な宏池会の伝統を引いている。 例えばスターリニスト中国が尖閣諸島の日本のEEZ内にブイを設置したのに、これに対して抗議もできない(写真=スターリニスト中国の気象観測用ブイ)。抗議してもスターリニスト中国が動かないのであれば、日本側が海洋の安全のために撤去すべきだ。 ブイ設置は、日本に対する瀬踏み、値踏みであるが、岸田グズ眼鏡が動かないのと見て、来年はさらにスターリニスト中国は尖閣諸島にもう一段の「領土化」既成事実の手を打ってくるかもしれない。 そうなる前に、岸田グズ眼鏡を退陣に追い込み、スターリニスト中国に対して決して原則論で妥協しない強い政権を作る必要がある。 昨年の今日の日記:「ゼロコロナ『緩和』で武漢肺炎の感染爆発、息を潜める市民たち、3度も対策を間違えた習近平の罪」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202212190000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.19 06:15:23
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