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テーマ:☆留学中☆(2566)
カテゴリ:留学情報
ここまで社会人、そして研究者の側面から大人留学の意義を述べてきた。今回は個人的な話になるが、一人の父親の視点から留学する意義を考えてみたいと思う。今回の記事が「大人留学の意義とは」の締めくくりとなる。 「留学するなら家族も一緒」という妻との約束があったためそもそも単身での留学は想定していなかった。私自身子どもたちに日本の外の景色を若いうちに見せてあげたいと思っていた。私が海外に飛び出したのは高校3年生の研修旅行、本格的に海外に行きたいと思い始めたのは大学生になってからだった。もっと早く海外に行っていたら自分の視野はもっと広がっていたのではないかと思うことすらある。 留学を決意した際に自分が海外の地で新たなことに挑戦している姿を子どもにも見せたいと思った。プロスポーツ選手が子どもに自分が出場している姿を見せたいと思う心境に似ているのかもしれない。自分の背中を見せながら自分が生きる上で大事に思っていることを伝えることができたらそれほど幸せなことはない。家族と一緒に海外の地で暮らせるのも社会人留学の特権だと思う。勿論、自分だけでなく家族のウェルビーイングもケアもしなくてはならず、一緒に暮らすからこそ発生する問題も多々あることも事実である。今は円安もあって不安は尽きないが、留学が終わって日本行きの飛行機に乗った時に子どもが「もっとアメリカに暮らしたかった」と言ってくれることを願って今はとにかく前を歩み続けたい。 人手不足とされる今の日本の社会構造では大人留学はしにくい環境にあるが、大人留学がこれからのスタンダードになっていくことを願っている。特にこれからの人生は100年と言われている。学びの期間が20年でその後80年学びなしに働き続けるのはあまりにも非現実的ではないだろうか。専門性を高めてその後所属企業のみならず社会全体に貢献することができれば、社会人留学のメリットは非常に大きいはずである。留学は決して高校生、大学生の特権ではないと考えている。どの世代で留学しても必ず得られるものがあるはずだ。これからも地道に有益な情報を提供しつつ留学の裾野を広げていけたらと思う。現実からかけ離れていると鼻で笑われてしまうかもしれないが、私はそれでも理想を追求し続けたい。
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最終更新日
2023.11.11 03:50:43
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