|
テーマ:海外生活(7798)
カテゴリ:アメリカの生活情報
自宅と図書館の往復ばかりしているとどうしても運動不足になってしまうため定期的にアパートのジムで運動をするようにしている。2月2日(金)の朝にテレビをつけるとなぜかどのチャンネルもリスのような動物を抱えたタキシード姿の男性が映っている。テレビ画面の下部のキャプションには”GROUDHOG DAY”と大きく表示されている。暫くテレビを眺めていたが状況が全く理解できない。何故このリスにそんな注目が集まっているのだろう。部屋に戻って辞書を引いてみると以下のように掲載されていた。 「聖燭(せいしょく)節の日《2月2日;ウッドチャックが冬眠から目覚め、春が来る日とされる;「啓蟄(けいちつ)」に当たる》」(ジーニアス英和辞典第6版より引用) しっかりこのような文化的側面まで網羅している点は素晴らしいと思う。学習英和辞典を侮ってはいけないと感じた瞬間だ。 さらに調べてみるとこのウッドチャックが春の訪れを予想していることがわかった。Punxsutawney Philというウッドチャックがshadowを見ると六週間さらに冬が続き、Philがshadowを見ないと早い春の訪れを意味するだという。Punxsutawney Philの過去10年の予想的中率は40%とかなり低めだが、アメリカ人はこの恒例行事と迷信(superstition)を楽しんでいるようである。 恥ずかしながら啓蟄の意味を知らなかったのでここに定義を載せておきたい。外国語を通じて日本のことを学んでいる今日この頃である。 啓蟄(けいちつ) 「二十四節気の一つ。太陽暦の三月六日ごろ。▼冬ごもりしていた虫が地上にはい出る意。」(明鏡国語辞典、大修館書店) なるほど、アメリカではウッドチャックが冬眠から目覚めるタイミングが春の到来とされるが、日本では虫が春の訪れを教えてくれる生き物になっているらしい。因みに今年はPhilが早い春の訪れを予想したらしい。今年のアメリカの冬は非常に寒かった。春の訪れが今から待ち遠しい。
写真:終末のカフェラテ それでは今日も良い1日を。 きたろう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.04 10:23:28
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカの生活情報] カテゴリの最新記事
|
|