カテゴリ:3月の誕生花
早春から、細かく裂けた葉の茂みから花茎を長く伸ばして、赤や白、紫、ピンクなどの一重や八重の花が茎先に一輪ずつ咲き、春風に花弁(萼)がひらひらとそよぎます。 3月10日の誕生花は、風にはかなく散ってめぐる春を待つたおやかな花、アネモネ。 花の名は、ギリシャ語のanemos(風)で、花が春風の吹く頃咲くからという説や、ギリシャ神話の西風の神ゼピュロスと恋人の妖精アネモネからという説などがあります。 花言葉「はかない恋」は、ギリシャ神話の花の神フローラの侍女アネモネの運命をたとえてつけられています。 花の神フローラは、夫の西風の神ゼピュロスが侍女のアネモネと恋に落ちたことを知ってアネモネを遠くへ追いやりましたが、ゼピュロスが後を追うので、アネモネを花に変えてしまいました。
花言葉「薄れゆく希望」は、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディテが愛した美少年アドニスのお話からつけられています。 アドニスの出生や花になった逸話はいくつかありますが、アドニスはアフロディテのよせる愛よりも狩りに夢中で、仕留めそこなったイノシシの牙に刺されて命を落としました。 生き返らせて欲しいというアフロディテの願いはかなえられず、アドニスの流した血から咲き出た赤い花は命が短く、風(アネモス)の息吹にたちまち散っていくので、アネモネ(風の花)と呼ばれました。 花言葉「明日の希望」は、風にはかなく散ってもめぐる春を待って毎年花を咲かせることからきているのでしょう。 白花のアネモネ アンナベラは大輪のポルトに比べ、花が小さく静かで控えめな花です。 キンポウゲ科イチリンソウ属、秋植えの耐寒性小球根、原産地:地中海沿岸 アネモネの花言葉:はかない恋、薄れゆく希望、明日の希望。 アネモネの誕生花:1月10日、1月22日、2月2日、3月10日、3月12日、4月6日 流通時期:球根を秋に、ポット苗・鉢花を冬~早春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.10 10:31:26
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