カテゴリ:11月の誕生花
秋が深まると、切れ込みのある柔らかく厚みのある葉の中心から伸びて枝分かれした花茎に、細い花弁を大の字に広げて、白やピンクなどの小さな5弁花がひそやかに群れ咲きます。 11月12日の誕生花は、渓流沿いや岩場などでひっそりと咲く山野草、ダイモンジソウ(大文字草)。 花の名は、5枚の花弁のうち上の3枚が短く、下の2枚が長く、花が漢字の大の字に見えることから名づけられました。 ダイモンジソウは品種改良が盛んで、濃い紅色や覆輪、はでやかなピンクの八重咲き、切れ込みが入る華やかな花弁や丸い花弁など、様々な花形の園芸品種があります。
花言葉「自由」は、野原で寝ころんで空を眺める解放感にあふれるような大の字の花の印象からつけられたのでしょう。 花言葉「不調和」は、たまにアンバランスな花弁が見られることからつけられたそうです。 こぼれダネで何度も代替わりしたダイモンジソウは、白やピンクの細い花弁で大の字を描く花の中に、花弁の1~2枚に浅い切れ込みや深い切れ込みの入る花が混ざっています。
今では、すらりとした大の字の花の他に、幅広の花弁の先がギザギザの形にふぎれるフギレ弁の花や、八重咲き、千重咲きとバラエティに富んだ花が仲間入りしています。 白い八重咲きで、滝の流れ落ちるような花弁の白糸の滝や、 もこもこと折り重なる花弁の華娘などは、大の字がはっきりとわかりません。ユキノシタ科サキシフラガ(ユキノシタ)属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島 ダイモンジソウ(大文字草)の花言葉:自由、好意、不調和、情熱。 ダイモンジソウ(大文字草)の誕生花:11月8日、11月12日 流通時期:ポット苗や鉢花を秋に見かけます。
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Last updated
2014.11.12 10:30:53
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