カテゴリ:6月の誕生花
夏の夕暮れに、まっすぐ伸びた茎のギザギザのある葉のわきに、おしべに囲まれ先が4つに裂けためしべを花芯に黄色い4弁花が開き、朝の陽がさすと赤くなってしぼみます。 6月21日の誕生花は、ハート形の花弁が夜目に映えて美しい花、マツヨイグサ(待宵草)。 花の名は、宵になるのを待って花が咲き始めることから名づけられました。 マツヨイグサは江戸末期に渡来し、荒地や河原などで広く見られ、仲間のオオマツヨイグサ(大待宵草)やメマツヨイグサ(雌待宵草)などが昭和中期以降に広がったそうです。
花言葉「ほのかな恋」は、夕方に咲いて翌朝に黄赤色になってしぼむはかない花の風情につけられています。 花言葉「浴後の美人」は、大正ロマンを代表する画家・詩人の竹久夢ニが好んで描いた浴衣姿の美人からきています。 竹久夢ニが作詞し、大正末期から昭和初期に流行した歌「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ」の宵待草はオオマツヨイグサといわれています。
周辺が空き地だったときの名残りのマツヨイグサとオオマツヨイグサ、メマツヨイグサが夏の夜の庭を彩っていましたが、何年か前にマツヨイグサだけになり、少し交配しているような気がします。 メマツヨイグサはしぼんでも赤くならず、オオマツヨイグサは大輪の美しい花を咲かせ、空き地のコマツヨイグサ(小宵待草)は茎が地を這って広がります。 アカバナ科マツヨイグサ属、耐寒性多年草(一年草)、原産地:南アメリカ マツヨイグサ(待宵草)の花言葉:ほのかな恋、浴後の美人、物言わぬ恋、きまぐれ、魔法。 マツヨイグサ(待宵草)の誕生花:6月2日、6月21日、6月28日、7月22日、8月16日 流通時期:コマツヨイグサを晩春から秋にかけて道端や空き地などで見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.21 10:31:16
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