カテゴリ:6月の誕生花
夏に、根元から集まって出た剣状の葉の間から長く伸びた花茎の先に、鮮やかな橙赤色をした大きな八重の花が上向きに朝開いて夕方にしぼみ、5~10輪ほど次々と咲きます。 6月22日の誕生花は、見ると物忘れするほど美しい一日花、ヤブカンゾウ(藪萱草)。 花の名は、漢名の萱草の音読みで、この美しい花を見ていると物も忘れるという故事からつけられ、野に咲く花が一重のノカンゾウ(野萓草)より人里に近い藪に生えることからつけられました。 カンゾウはノカンゾウやヤブカンゾウ、ハマカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲなどのワスレグサ属の総称ですが、特にヤブカンゾウを呼ぶ場合があるそうです。 別名のワスレグサ(忘れ草、忘草)は、花のあまりの美しさに嫌なことを忘れてしまうことからつけられています。
花言葉「愛の忘却」は、万葉時代の人たちが身につければ恋しさを忘れさせてくれる草として歌に詠んだことからつけられています。 花言葉「悲しみを忘れる」「憂いを忘れる」も、花を見たり身に着けたりすると、悲しみや憂いを忘れさせてくれると和歌に詠まれたことからきています。
庭のヤブカンゾウは果樹が小さかった数年前まではよく咲きましたが、日当たりが悪くなった今では、初夏にあでやかな花を見せてくれなくなりました。 道路わきの街路樹の下や植物園の木々の下などで、濃い緑の中に橙赤色の花がひときわ鮮やかで美しく咲いています。 ユリ科ワスレグサ属、耐寒性多年草、原産地:中国 ヤブカンゾウ(藪萱草)の花言葉:悲しみを忘れる、憂いを忘れる、愛の忘却、宣告。 ヤブカンゾウ(藪萱草)の誕生花:6月22日 流通時期:ポット苗を春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.22 10:31:47
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