カテゴリ:3月の誕生花
晩春に、十字状についた4枚の葉の中心から伸びた2本の花穂に、花弁とガク(萼)のない粒状の白い花が十数輪、下から上へ咲きます。
3月15日の誕生花は、粟粒ほどの小さな球花がつづる2本の花穂、フタリシズカ(二人静)。 花の名は、源義経を愛した白拍子の静御前の亡霊が舞う能の二人静に由来し、2本の花穂を静御前とその亡霊の舞い姿にたとえて名づけられました。 能の二人静は、吉野山の勝手神社の神官が若菜を摘みに行かせた菜摘女(なつめ)が舞い始めると、静静御前の霊が現れ、影のように寄り添って舞い、義経の吉野落ちの様子や鎌倉での出来事を物語って、神官に弔いを頼んで消えていくというお話です。 花言葉「静御前の面影」は、静御前とその亡霊にたとえられた花の名前からきているのでしょう。 花言葉「いつまでも一緒に」は、2本の花穂が寄りそうように並んでしとやかに咲く様子からつけられています。 フタリシズカは3本の白いおしべの短い花糸が内側に曲がってめしべを包んで球状の1輪の花になり、花穂の数は2本が基本ですが、1本や3~5本の花穂を立てることもあります。 春の植物園でも、鉢植えでも、花穂を数えますが、2本が多く、1本と3本が続きます。 センリョウ科センリョウ属、耐寒性多年草、原産地:日本 フタリシズカ(二人静)の花言葉:いつまでも一緒に、静御前の面影。 フタリシズカ(二人静)の誕生花:3月15日、5月26日、5月30日 流通時期:ポット苗を春に見かけます。 紫桜館 山の花屋 楽天市場店、園芸ネット プラス、charm 楽天市場店、トオヤマグリーン、みちのくふるさと便、石田精華園 楽天市場店さんにあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.15 10:30:07
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