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山への情熱 音楽への愛

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2010年01月04日
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カテゴリ:舞台芸術

モーリス・ベジャール振り付けでシルビー・ギエムの踊るバレエ「ボレロ」をテレビで観た。バレエと音楽の融合美が素晴らしく、刺激と興奮と感銘を受けた。

まずベジャールの振り付けが卓越している。昔ジョルジュ・ドンのバレエでこのボレロを観たときには振り付けよりドンの汗がしたたる力強いバレエに目がいったが今回は振り付けそのものを驚異的に感じた。肉体の抽象美を創造している。シンプルな腕の動きが深遠な何かを感じさせる。

ギエムの動きが絶妙で、ろうたけた美を感じた。暗闇からスポットライトをあびて浮かび上がる手、腕ってこんなに意味がある美しいものだっけと思わせた二本の腕、ボレロのリズムに合わせて規則正しくリズムを刻む柔軟な足、軽々と垂直・水平に開く細くて長い脚!!観ているだけで陶酔した。

中央にある赤い円形ステージでギエム一人が舞い、その周囲を男性バレリーナが取り囲むように群舞を見せる。そのはっきり見えるか見えないかの照明がまたいい。鍛え抜かれた男性のしなやかな肉体がほの見える。

                  シルビーギエム.jpg

PPから始まったあのテーマが次第に盛り上がって最高潮に達した時になだれ込むように音楽とバレエが同時に終焉を迎える。こんな素晴らしいバレエが観れて嬉しかった。






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Last updated  2010年01月04日 09時17分13秒
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