山への情熱　音楽への愛

７月５日羽田から松山までANAで飛び、妹と合流してJR松山駅から特急に乗って卯之町まで下る。さらにタクシーに乗って明間（あかんま）の実家へ帰った。

明間小学校から見る故郷は雨に煙っていた。ゆったりと肱川が流れ明間富士は緑にくすみ、昔ながらの風景が広がっていたが人影はどこにもなかった。２年ぶりに戻ってきた実家は庭先が草ぼうぼう、心なしか家も以前より古びてしまった気がしてわびしかった。隠居部屋に入ってバルサンを焚き、窓を閉め切ってとりあえず卯之町に引き返す。無人の家に無防備に泊まってダニなどの被害に遭いたくないための措置だ。長年月生きてきたが、初めて地元の旅館に泊まった。そこは四国巡礼のお遍路宿で、私たち以外にはお四国参りのお遍路さんが３人同宿していただけだった。妹とのんびりした時間を過ごした。

　　　　　肱川と明間富士　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草ぼうぼうの庭と母屋　　　　　　　　　　　　　　　隠居部屋