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カテゴリ:Herb
冬至の今日は、西日本や東日本など広い範囲で15度を超えています。
明日は強い南風でさらに気温が上がる予報ですが、雨も降って荒れた天気になりそうだとか ◎カタクリ Japanese dog's tooth violet 分類:ユリ科、カタクリ属 英名:Japanese dog's toooth violet 和名:カタクリ 学名:Erythronium japoicum 原産地:日本、朝鮮半島、サハリン 利用部位・収穫時期:早春に花と若菜、5~6月に鱗茎を掘り出す 性質:耐寒性、多年草 属名Erythronium(エリトロニウム)はギリシア語の赤いを意味し、ヨーロッパ産種の花色にちなんで 以前は、鱗茎を臼でひいて良質のデンプン(片栗粉)を採っていた、国内の自生地は近年狭まりつつある。 利用法 鱗茎から得たデンプンに、水や砂糖を加えて練り、熱湯でのばしたものを、風邪や下痢などのあと滋養に飲む。葉や花は天ぷらや、ゆでてからおひたし、和え物、炒め物などに。鱗茎は甘煮やカタクリ飯にできる。 ※最近の片栗粉は、ジャガイモからとったデンプンを使ったものが多く出回っています。 ◎リンドウ 分類:リンドウ科、リンドウ属 和名:リンドウ 中国名:竜胆 学名:Gentiana acbra var. buergeri 原産地:日本(本州、四国、九州) 利用部位・収穫時期:根、根茎を秋の黄変以降から萌芽前に掘りあげて、薬用に、花は観賞用として 性質:耐寒性、多年草 日本に広く分布し、秋に咲く紫色の花でなじみ深いリンドウ。薬用としても重要な存在とされてきた。 中国名の竜胆は、その根の苦さが竜の胆に相当するだろう、といわれることに由来する。 利用法 根茎および根を煎じたものが胃もたれや食欲不振など、主に消化器症状の薬用に用いられる。一般に中国、韓国、シベリアなどに分布する母種のトウリンドウが利用される。 花は切り花として役に立つ。 ◎ドクダミ 分類:ドクタミ科、ドクダミ属 和名:ドクダミ 別名:ジュウヤク 学名:Houttuynia cordata 原産地:日本(本州、四国、九州、沖縄)、台湾、中国、ヒマラヤ 利用部位・収穫時期:開花期に全草を刈り取り、乾燥させる 性質:半耐寒性、多年草 全草を乾燥させたものを十薬と称し、解熱、解毒、利尿や湿疹薬に使われる。全草の特有な臭気からドクダメ(毒溜)と呼ばれ、これがドクダミに変化した。乾燥するとにおいは消える。属名Houttuynia(ホウツイニア)はオランダの医師ハウトインの名にちなむ、種小名cordata(コルダータ)はラテン語の「心臓の形の」を意味し、葉の形に由来する。 利用法 乾燥した葉を薬用に、民間では煎じ茶を便秘症、膀胱炎などに用いる。生の葉は、火であぶり柔らかくして腫れ物の吸出しに用いる。若菜は高温で揚げて天ぷらにするとにおいが消えて美味しい。ベトナムでは生のまま料理に使う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月21日 18時49分15秒
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