デキる人
24時間営業のスーパーで、朝6時半。イギリス最大手のスーパー、テスコ(Tesco)週末に買った4つ入りの玉ねぎのうち2つが透明になっていたので、返金してもらうつもりだった。その前にキッチンペーパーと牛乳を買ったレジ係さん。自分の袋持参って言わなかったけど、大丈夫かな?と気になったので、レシートをじっくりチェック。やっぱり袋持参ポイントは入ってなかった次の人の会計が終わったスキをついて「私、袋持参なんだけど?」と言ってみた。ま、こういう感じのです。パンダ柄じゃないけどきっと「カスタマーサービスに行け」といわれることを覚悟して。しかし金髪でおかっぱ、肝っ玉母ちゃん風のキャサリンはその場ですぐに修正。気をよくして、入り口のカスタマーサービスに玉ねぎの返品に行ったら、朝8時からという立て札が・・・ショックを受けつつ、しかしどこかで誰かがやってくれるはず、と思いつつ、手持ち無沙汰にしていたレジのオバサンに聞いたら「27番レジにいる彼女なら何とかしてくれるはず」と教えてもらったので、近付いていったらキャサリンだった。部下らしき女性の書類を揃えながらも、私の玉ねぎの訴えを聞く。「交換がいい?」「いえ、返金で」というが早いが、レシートも見ずに返金してくれた。確かに玉ねぎの入っていた値札付きネットを持っていったけど、私が買った玉ねぎは4つで、返したのは2つ。つまり、私は玉ねぎ2つを合法的に無料でもらってきたことになる。これ、上手くやったら一生玉ねぎを買わずに済むのじゃないだろうか?というワルイコトは考えてはいけない。キャサリンは接客業従業員として極めて当然のことをしたと感じるかもしれないが、これがイギリスではスゴイコト!まさかこんなにスムーズに行くとは思わなかったので、笑みがこぼれるくらい。きっとキャサリンは日本にいてもきっちり日本基準ができる人だろう。凄腕と形容される人と同じ雰囲気があった。何が「デキる人」を区別しているのかわからないけど、そっちの人になりたい。お手数をおかけしますが、コメント・感想は目次ブログにお願いします。