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カテゴリ:イベント
青森で、心に悩みを持った方々のための施設"森のイスキア”を 主宰する佐藤初女さん。 彼女の作ったおむすびで自殺を思いとどまった青年のエピソードがきっかけで、 ドキュメンタリー映画”地球交響曲第2番”に出演、 その名を広く知られるようになりました。 悩み苦しむ人たちに”生きる元気”を与える、彼女のおむすび、 ぜひぜひその作り方を教えていただきたい!と、講演会の翌日 講習会を開催しました。 新聞にもブログにも掲載しなかったのに、チラシと口コミだけで 40名の定員でキャンセル待ちが出るほどの人気。 結局少し定員を増やして43名の参加となりました。 ありがとうございます。 初女さんと奄美とのご縁を結んで下さった 地球交響曲のプロデューサーの龍村ゆかりさんの進行で、会は進みました。 おむすびの具は、初女さんが心をこめて漬けた3年物の梅干しです。 見た目にも美しい初女さんの梅干し。 毎年、なんと80kg漬けるとか・・ 3年もたつとそれそのものがお薬にもなるそうです。 ご飯が炊きあがったらしばらく蒸らし、おひつやすし桶などに移します。 おむすびひとつ分、お茶碗一杯を、茶碗によそい、 ふきんでぬらしたまな板の上に載せます。 手を軽く濡らし、3本の指に塩をつけ、梅干しをいれてそれらを一つずつ、 ”お米が息ができるように”ふんわりやさしく、むすんでいきます。 お米一粒一粒は、全部生きています。 それらのいのちを感じながら、やさしくむすんであげると おむすびも生きてくるのです。 あらかじめ四角く手で切っておいたのりをつけてもう一度むすんで おむすびのできあがり。 これが、あたたかくて、やさしい、初女さんの手によって、むすばれたおむすびです。 決してラップなど使わず、タオルにくるむのが彼女のおむすびの特徴。 お米がいつまでも呼吸できるために考え付いた彼女の思いやりなのです。 食べ物をいのちととらえるか、単なるものとしてとらえるか? どちらを選ぶかで、接し方がまったく違ってきます。 初女さんのおいしいおむすびの秘訣を学ぼうと参加者も真剣な顔。 この後は、それぞれ実際に初女さんのやり方で、 各自おむすびをむすんでいただきました。 そのあとは、試食タイム。 つけあわせは、青森から持ってきて下さった、かぶのお漬物と 前日の朝、畑から採ってきた、奄美のキャベツとニンジンで 前日の夜、初女さんが一緒に漬けて下さったお漬物。 これまた、朝採りのブロッコリーの塩ゆでとはんだまと大根の酢味噌和え。 青森から一緒に来たスタッフの方々とお手伝いの島の方たちが作って下さいました。 島の野菜で作ったけんちん汁とあわせて、いただきます! おいしく,楽しく、頂きました。 参加して下さった皆様に、初女さんからのプレゼント ご飯のおいしさを伝えるために、頼まれて書いた初女さんの言葉です。 ”いのちをいただく 今朝も ふっくらおいしそうに 炊き上がった ごはんが 輝いている 一粒一粒が 呼吸している 毎日はおろか何十年も 食べているのに飽きもせず 食べるたび新鮮な気持ちで 味わえる幸せを かみしめ今日も感謝で生きる 佐藤 初女 ” 言葉通り、いつも感謝して生きていらっしゃる佐藤初女さん。 いつまでもお元気で ぜひ またいらして下さいね。 参加して下さった皆様、 一緒に、青森からいらして下さった方々、 手伝ってくださった奄美の方々、 素敵なチラシを作って下さったvinさん、 ご縁を結んでくださった、龍村ゆかりさん、 応援して下さったたくさんの方々、 そして、遠いところから足を運んで下さった佐藤初女さん 本当に、ありがとうございました。 とうとがなし。 ”奄美は、自然がとても裕福な場所だと思います。” とおっしゃって下さった初女さん。 その裕福な自然を、きちんと子孫に残していけますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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