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神様の住む島 奄美!

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2011.04.15
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カテゴリ:自然栽培
農薬も肥料も使わない自然栽培のさとうきびを100%使って、
純黒糖を製造されている
叶農産さんの黒糖づくりを見学させていただきました。

畑と加工所は、奄美南部の瀬戸内町にあり、
私の家からは車で2時間程度かかります。
一日がかりなので、お昼を持参。
中身はシンプルに、おむすびとお味噌汁、蒸しキャベツに赤シソと
レモン汁、オリーブオイル、塩を振ったもののみ。
蒸しキャベツが色よくおいしくできたので、
ひねもすのたりさんから届いたばかりの工藤和彦さんの器に載せて
写真に撮ってみました。

musikyabetsu

シソとレモンの風味が効いておいしい!!
器の白さがキャベツの緑を引き立たせてくれるのもうれしいです。

さてさて、叶さんのサトウキビ畑は、山のふもとにあります。

satokibibatake

中に入ると他の自然栽培の畑と同様、
土が軟らかくて、なんともいえない気持ちの良さ。

このサトウキビを、まずは圧搾機でしぼります。
assaku

でてきたしぼり汁を飲ませていただきました。
所謂さとうきびジュースです。

satoukibijuice

今まで飲んだものに比べて、緑が濃くて
青臭さがなくて、おいしい!!

しぼったカスは、そのまま畑に。
捨てるところは全くありません。
satoukibikasu

しぼり汁をさらしで濾し、一番釜に移します。
satoutsukuri1

このしぼり汁に石灰を加えて、丁寧にでてきた灰汁を取りながら
煮詰めます。
kanosan

八割方煮詰まったら、二番釜へ
satotsukuri2

さらに灰汁を取りながら、煮詰めます。
satotsukuri3

出来上がる直前。
satotsukuri4
最初と全然色が違いますね。
この時点で、糖度を測ったら、24度ありました。

焚き上がったら、撹拌機で撹拌し、型に入れさまします。

kakuhan
satotsukuri5

残ったものをさらに撹拌すると黒糖粉になります。
kakuhan2

できあがった黒糖
kokuto

焚きたての黒糖は、サクサクして、香ばしく
このままお菓子として楽しめます。

面白いことに、この黒糖をそのまま置いておいても、
発酵して、腐らない。
これも自然栽培の特徴です。
以前、8年物の黒糖を食べさせていただきましたが、
まるで、黒糖焼酎の古酒のような味がしました。

奄美の太陽をたくさん浴びて、大事に丁寧に作られた太陽の黒さとう。

生産者の叶さんは、もともとは、ラーメン屋さんでした。
ずっとやりたいと思っていた農業を始められたのは、
50歳の時にかかったガンの手術の際に出血多量で仮死状態になり、
九死に一生を得たのがきっかけ。
”人生何があるかわからない、だったら今すぐ好きなことをやろう”
と思ったそうです。

先祖が持っていた土地を手入れし、さとうきびを植え始めました。
一年目は、無農薬ではあったものの少し肥料を入れたそうですが、
やってみたら、肥料がなくても大丈夫かも?と思い、
2年目からは、無肥料で栽培されているとのことです。

ほとんどのさとうきび農家さんが、
植える時に土に農薬と石灰を入れて、サトウキビを育てている中、
このような方がいらっしゃることは、これからのサトウキビ栽培に
光をともすことになるかもしれません。

叶さんは、この黒砂糖の他に、無農薬、無肥料のミカン類や、
無添加飼料平飼いの養鶏などにも取り組んでいらっしゃいます。
ゆくゆくは、農業村を作りたいそうです。

次世代にきれいな土を残していける自然栽培にここ奄美で取り組んでいらっしゃる
叶さんのことを微力ながら応援したい!

ということで、ゴールデンウイークには、この黒さとうを持って、
また、ひねもすのたりさんに行きます。

この黒糖粉で作ったジャムやお菓子もお出しする予定です。
お楽しみに・・・

お忙しい中、お付き合いいただきました叶さん。
どうもありがとうございました。

とうとがなし








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最終更新日  2011.04.15 08:06:37
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