昨日放送の前編に引き続き、
さっきまで、子供達と
土曜プレミアム
”千の風になって”ドラマスペシャル
「はだしのゲン」後編
フジ系21:00～
見てました。
正直、ちょっと物足りない気もしましたが、
戦争の悲惨さや理不尽さなどを感じ取るには、
子供達には十分だったかもしれませんね。
物足りない、とは少し語弊がありますね
原爆投下後の広島の悲惨な現状とか、
終戦直後の様子ばかりを描写するドラマではなく、
普通に平凡に懸命に生きてきた人々の暮らしが
いかに悲惨に一変してしまったのか、
命を失わなかったものにとっても、
どれだけ生きながらの地獄だったのか、
生きることへの執着がどれだけ大事なのか、
そういったことを前面に押し出した
家族ドラマとしての
人間ドラマとしての
「はだしのゲン」でした。
自分があの時代の、中岡家の人間であったとして、
非国民といわれることを知りつつ
戦争はいけないこと、と
声を大にして言えたかというと、
おそらく無理な気がするし、
自分の手の中で赤ちゃんが死んでいくのを
どうすることも出来ずに
自分で火葬し、
それでもなお、生きて行こうと息子たちを叱咤激励する
それも無理な気がする。
本当に強い人間、
本当に優しい人間、
というものを、
この一家の父親に、母親に、
そして子供達に見た気がします。
原爆を、今なお作り続ける国がある事実。
最近、ケーブルテレビを通じて全米で原爆投下の
ドキュメンタリー映画が放映されたそうですが、
９．１１を経験したから無差別大量殺人がどれだけ理不尽で
なんの説明もつかない絶対悪である、
という意識が、やっと米国民にも芽生えて
だからこそのタイミングでの放送だった
なんていうことを聞きましたが････
ある番組で少し前に、
やはり原爆投下を題材に議論していました。
同じ日本人でも、意見が正反対に分かれる。
あーーー、もっといろんな事実を知らないと、
子供に正しく歴史は教えられない、
と、
最近つくづく思います。
どうしても、主観が入ってしまいますよね、歴史って。
特に、近代史はそう感じます。
日本が周りの国々にしてきたこと、
そして戦争を通じてされてきたこと。
終戦記念日が近い夏休みのこの時期、
戦争を題材にしたドラマは、まだ放送されますので、
可能な限り子供とみてみたいと思います。
それにしても、
ちょっと出演の成宮くん。
一瞬、香取慎吾？？？？
と思ってしまった･･･
オイシイ役でしたね～
他にも、実力俳優さんたちが、
ほんのちょっとづつ、実にたくさん出演されていました。
今回、オーディションで選ばれたという
ゲン役の小林廉くんといい、
進次役の今井悠貴くんといい、
ものすごい子役がいたもんですね････
はだしで泥んこで、
ヤンチャで機転が利いて、
ずるがしこいけど憎めなくて、
そして、
父の死を、兄弟の死を目の当たりにしても
自分で取り上げた妹が死んでしまっても、
自分は殺されても生き抜いてやる
と言い切れる、強い生き生きしたゲンを
見ることが出来ました。
オイシイ役でしたね～
