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2009.04.17
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カテゴリ:好き好き!映画

録画したままずっと気になりつつ見てなくて、、、
最近やっと見ました。


潜水服は蝶の夢を見る dvd0173
The Diving Bell and the Butterfly
(2007年フランス映画)
監督:ジュリアン・シュナーベル
脚本:ロナルド・ハーウッド



あらすじ
ジャン・ドミニク(マチュー・アマルリック)は3人の子供の父親。
ELLE誌の編集長として、幸せで華やかな人生を送っていた。
ところがある日突然、脳梗塞で倒れ、
「ロックト・インシンドローム(閉じ込め症候群)」になってしまう。
身体的自由を奪われ、唯一動くのは、左目だけ。
そんなジャン・ドミニクに対し、
言語療法士アンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)は、
瞬きでコミュニケーションをとる方法を考え出す。
そしてある日彼は、瞬きで自伝を綴り始める。
果てしない想像力と、記憶、そして生きることへの愛情で
ジャン・ドミニクは逆境を乗り越え、
希望は少しづつ未来へと向かっていく・・・。

左目のまばたきだけで自伝を執筆。
奇跡のような実話を、リリカルな映像も盛り込んで綴っていく。
ジャン=ドミニク・ボビーの小説、及びそれを原作としたフランス映画で
原作は1997年に発売。
日本では1998年に講談社より発売。

ジャン・ドミニクの左目からの視点という、
彼の状況を切実に伝える映像が、
観る者に身動きできないもどかしさを体感させる。
一方で、美しい看護士にときめく心理などが語られ、
息苦しさよりも、命をとりとめて、
そこから生きていこうとする前向きな姿勢が際立つ。
タイトルの潜水服のイメージは、動きづらい肉体を形容しつつ、
海の底の心地よさも表しているのだ。
ジョニー・デップも熱望したというジャン・ドミニクを演じるのは、
マチュー・アマルリック。
精一杯開いた左目で必死に気持ちを伝える彼の演技が絶品で、
作品のテーマである人生賛歌を代弁する。



ジュリアン・シュナーベル監督作品では
バスキア
も好きで、それとはまた違った作品なんだけど・・・
人間の強さとかもろさとか、
悲しみとか希望とか、、、、
そういうの、描くとすごいいですよね、この監督さん。


冒頭のタイトルバックには、最初はあまり気付かなかったんだけど
レントゲン写真が出てきます。
そうとは知らずに見ると、抽象画のようにも見える、
ある意味美しい骨の写真たち。

そして、いきなり  dvd-ci0333
ジャン・ドミニクの視点で始まるのが
見てる側も左目しか見えないような、
物凄く閉鎖的な、狭くもどかしい世界で
それを体感できてしまうんですね。

涙ぐめば、画面もにじむし、
話しかけてる人から視線をそらせば、
全く違うものが見える。


時々、元気だったころの回想シーンとかdvd-ci0332
左目以外の顔面もカラダも麻痺してしまった、
車椅子に座るジャンの姿が映り、
その、あまりの変わり果てた姿に
本当にこんな状態で自伝を書いたのだろうか、、、、

と、人間の可能性に驚いてしまいます。


当初は、ジョニー・デップがこの役を熱望していたそうですが
パイレーツ・オブ・カリビアンの撮影などスケジュールがあわず、
マチュー・アマルリックで撮影されたんだそうですが、、、

なかなかどうして、
かなりすごい映像になっていました。


少しずつ、アルファベットで意思を疎通させる方法にも慣れ、
その瞬きの様子がリアルで、おそらく本当に
同じような訓練をしたのでしょうね・・・


左目以外に麻痺していないもの、、、、
それは、
想像力と記憶

そういうジャンの言葉があるんですが・・・


非常に印象的です。



瞬きで会話をする、  dvd-ci0334
という話は聞いたことはあるものの、
こんな状態になることはおそらくめったにあることではないし
しかも、華やかな世界の第一線で活躍していた人ならなおさら、
この生活は、こんな自分の状況は
普通なら絶望的になるのでは、と思うんだけど・・・



人間って、強いんだな、、、

と、しみじみ思ってしまいました。



映像が絵画的で、
音楽も芸術的で、時にはコミカルで・・・
あまり暗くなり過ぎないのが良かったし、
絶望ではなく、希望、を描いている部分が
内容としては重いかもしれないのに
感じさせなかったですね。


非常に印象深い作品でした。


wikiによる、主な受賞は以下のとおり。

カンヌ国際映画祭:監督賞(ジュリアン・シュナーベル)
ヴェネツィア国際映画祭:グッチ・グループ賞
サン・セバスチャン国際映画祭:ヨーロッパ映画賞
AFI映画祭:観客賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー:外国語映画賞
放送映画批評家協会賞:外国語映画賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞:撮影賞(ヤヌス・カミンスキー)
ボストン映画批評家協会賞:監督賞(ジュリアン・シュナーベル)
同・撮影賞(ヤヌス・カミンスキー)
同・外国語映画賞
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞:作品賞
ワシントンDC映画批評家協会賞:外国語映画賞
シカゴ映画批評家協会賞:撮影賞(ヤヌス・カミンスキー)
同・外国語映画賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞:外国語映画賞
ブロードキャスト映画批評家協会賞:作品賞、監督賞(ジュリアン・シュナーベル)
同・外国語映画賞
女性映画ジャーナリスト連合EDA賞:編集賞、外国語映画賞、
同・年間優秀女性賞(キャスリーン・ケネディ)
ラスヴェガス映画批評家協会賞:外国語映画賞
セントルイス映画批評家協会賞:外国語映画賞
フロリダ映画批評家協会賞:外国語映画賞
オクラホマ映画批評家協会賞:外国語映画賞
ヒューストン映画批評家協会賞:外国語映画賞
カンザスシティ映画批評家協会賞:監督賞(ジュリアン・シュナーベル)
同・外国語映画賞
オンライン映画批評家協会賞:外国語映画賞
リュミエール賞:作品賞、主演男優賞(マチュー・アマルリック)
ゴールデングローブ賞:監督賞(ジュリアン・シュナーベル)、外国語映画賞
セザール賞:主演男優賞(マチュー・アマルリック)
映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第24位


派手な映画ではないけれども、
いろいろと考えさせられる映画でした。

 潜水服は蝶の夢を見る

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Last updated  2009.04.17 17:30:44
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