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テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:好き好き!映画
今日はレディースデイでしたので、、、
他の用事もあったし、朝イチでまたまた西北へ。 ニューヨーク、アイラブユー New York, I Love You(2009年フランス・アメリカ) 監督:チアン・ウェン、岩井俊二、イヴァン・アタル他 あらすじ 映画「パリ、ジュテーム」と同じ企画の第2弾。 舞台をNYに移し、10人の監督が各自の物語をオムニバス形式で構築。 11人目の監督が更なるエピソードで全体をつなぎ、1本の群像劇に仕上げた。 豪華キャストと世界の注目監督との意外なコラボにより、 キャストの新たな一面を引き出すことにも成功している。 話はだいたいこんな感じ。 ホント、たくさんの形の愛が詰まったコラージュです。 Love01:チアン・ウェン監督 スリの青年ベン(ヘイデン・クリステンセン)は 中年紳士ギャリー(アンディ・ガルシア)から財布を盗み、 中に入っていた若い女性モリー(レイチェル・ビルソン)の写真に惹かれる。 その後偶然見かけたモリーのあとをつけて話しかけると、 そこにギャリーが・・・ 青臭い若造、って感じのヘイデン・クリステンセンはぴったり! そして、絶対にカタギの大学教授には見えないアンディ・ガルシアの 組み合わせが妙に面白かったです。 Love02:ミーラー・ナーイル監督 47丁目ダイヤモンド取引所ではインド人ダイヤモンド商マンスークバイ (イルファン・カーン)のもとへ仲買人リフカ(ナタリー・ポートマン)が 訪れ、ビジネスの駆け引き。全く異なる宗教を厳格に守る二人だが 結婚のために剃髪したリフカの美しさに息を呑むマンスークバイ・・・ Love03:岩井俊二監督 引きこもりのアニメーション映画音楽作曲家デイヴィッド(オーランド・ブルーム)は 顔も知らない監督アシスタントのカミーユ(クリスティーナ・リッチ)の電話で 監督の奇妙な指示を伝えられる。ドフトエスキーを読んで曲を作り直せ、と。 だが小説のあまりの長さにうんざりしたデイヴィッドはカミーユに 仕事を下りると宣言する・・・ デイヴィッドが作っている映画のワンシーンは岩井監督の熱望で スタジオジブリから借りたゲド戦記だそうです。 クリスティーナ・リッチってホントかわいい・・・穴あきのTシャツ着て 本が読めないっ、とごねるオーランドも良かった。 Love04:イヴァン・アタル監督 レストランの前で作家の男(イーサン・ホーク)が魅惑的な女性(マギー・Q)を 淫らな言葉巧みに口説く。女は一通り話を聞いたところで、 自分は娼婦だ、と明かすが・・・ 下ネタ爆裂のくどき文句をまくし立てるイーサン・ホークって、 とてもじゃないけど想像できなかったが・・・上手だったマギー・Qに 嘆くところは、思わずにやり。 Love05:ブレット・ラトナー監督 失恋したばかりの17歳の青年(アントン・イェルチン)は近所の薬剤師リッコリ (ジェームズ・カーン)から、卒業プロムは自分の娘(オリヴィア・サールビー)と 出席するように勧められる。美しい彼女の写真に気をよくして いざプロム当日迎えに来てみると、華やかなピンクのドレスを着た彼女の 足元は・・・・車椅子だった!? Love06:アレン・ヒューズ監督 数日前に一夜限りのつもりで愛し合ったリディア(ドレア・ド・マッテオ)と ガス(ブラッドリー・クーパー)は再会のためにバーに向かう。 バーで少し待った後、やはりこれからも二人の関係を続けるのか迷うガスは タクシーを拾って帰ろうとするが、後ろからリディアが現れ・・・ Love07:シェカール・カブール監督 元オペラ歌手イザベル(ジュリー・クリスティ)は5番街のホテルへチェックイン。 腰に障害のある外国人ホテルマン、ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)と出会う。 彼女の希望の部屋、花を用意したジェイコブは・・・ 夢か現か・・・という、不思議な幻想的な美しい一遍で ちょっと他の話とは印象が違いましたが、、、、すごく心に残り、 あとからあれこれ想像してしまいました。 Love08:ナタリー・ポートマン監督 セントラルパークで白人少女テヤの相手をしているのは、 黒人男性のダンテ(カルロス・アコスタ)。テヤに目が行き届いていると 感心する周囲の母親は、アナタは優秀なマニー(男性の子守)とほめるが・・・ Love09:ファティ・アキン監督 チャイナタウンの店で働く若い中国人女性(スー・チー)に感じるものがあった 画家(ウグル・ユーセル)は、記憶を頼りに彼女の顔をスケッチするが どうしても目が描けないでいた。しばらく顔を見せない画家を心配した彼女が 渡された住所を訪ねると・・・ Love10:イヴァン・アタル監督 Love04に続き、再びレストラン前。中年のビジネスマン、 アレックス(クリス・クーパー)のところへ、女性アンナ(ロビン・ライト・ベン)が タバコの火を借りに来る。積極的に彼を誘惑する彼女だが 彼がその気になると身をかわす・・・ Love11:ジョシュア・マーストン監督 老夫婦がゆっくりと歩いている。せっかちで心配性な妻の ミツィー(クロリス・リーチマン)は夫のエイプ(イーラー・ウォラック)に 歩くのが遅いと小言をいい、コニーアイランドの遊歩道まで口げんかは 延々と続くが・・・ Inserted Cut:ランディ・バルスマイヤー監督 ビデオ・アーティストのゾーイ(エミリー・オハナ)は 走るタクシーの窓から、または駅構内やカフェのテーブルから、 さまざまな愛を撮影している。自身も、作家や娼婦、画家、 そして、画家の死によって写真を始めた中国人女性と出会う・・・ とまあ、こんな感じなんです。 私は、05が結構面白かった。 フラレタばかりの、ちょっと頼りない青年がすごくいいのです。 これは最後にオチがあって、思わず微笑んでしまいました。 小さな11本のストーリーはオムニバスってことではなくて、 それぞれが少しづつリンクしています。 NY舞台の映画やドラマは多くて、行ったことがなくても なんとなくイメージとかあるもんですが、 改めて人種の多さ、人や文化、宗教、言葉の多様性、生活の雑多性、 余所行きではない、普段の顔のNYのコラージュ、という感じです。 それぞれが日常の一こまを短く切り取ったストーリーなので 人と人との関連とか背景とかまったくわからなくて 話を把握するのに困ったものもあるし、 大きな事件が起こるわけでもないので淡々としていて 寝不足の私は、一瞬目を閉じそうになった・・・すまぬ。 全体の雰囲気や音楽もいい感じでした。 思った以上に、多岐に渡る話でした。 ぐぐっと前のめりで見る映画ではありませんが、 いろんな仕事、年齢、宗教、境遇の人が出てくるので ちょっと想像力は必要かも、ですね。
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Last updated
2010.03.03 17:27:05
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