美作的日々
PR
Profile
美作dongdong
美作=阿部力くん大好き! 阿部くんネタはもちろんですがー 今まで行った旅行のこと、これから見たい所蔵映画ビデオ数百作、好きな本・好きな音楽、何でもあり!のブログです (2006/8/12start)
Calendar
Recent Posts
Archives
Category
Comments
Freepage List
Favorite Blog
< 新しい記事
新着記事一覧(全18665件)
過去の記事 >
随分遅くなりましたが、、、、 この夏の冬冬くんのドラマです。 NHK-BSプレミアム ドキュメンタリードラマ 青い目の少年兵 ~知られざる日中戦争の物語~ 8月13日(土)22:00~23:30 8月19日(金)17:00~18:30(再放送) あらすじ 1944年の春、中国西部雲南省の奥地で日本軍と中国・国民党軍は 白兵戦を繰り返していた。ある夜、日本軍の陣地に 何故か一人の中国人少年兵が紛れ込んだ。居合わせた10人の日本兵たちは 意外な決断を下した。日本軍の軍服を着せて少年をかくまい、命を救おうとした。 敵兵を匿うことは軍紀違反、覚悟をきめての決断だった。 少年は弾丸運び係として日本兵に同行、国民党軍との戦闘で左目を失明したが、 日本軍部隊を離れることはなかった。兵士たちの誰もが、弟のように彼を可愛がり、 気遣っていたからだ。45年8月、終戦で日本軍は武装解除され、 中国人である少年は故郷へ戻された。 だが、2ヶ月後、復員するため部隊が集結していたバンコクに、 突然、少年は姿を現した。「別れ」を告げるために行方を尋ねて来たのだ。 兵士たちは最後の金品を出し合い、左目を失った少年に義眼を贈ることを決めた。 手に入ったのは白人用の「青い義眼」。少年は青い瞳をおさめ、 何度も左目を手のひらで隠しては開けていた。「サヨナラ サヨナラ」と言いながら。 この手のドラマは、下手すれば過剰な演出でお涙頂戴系になったりするけど この作品は驚くほど淡々としたもので、逆に印象的でした。 軸となるのは、現在も95歳でご存命の元日本兵の証言。 もう66年前となるこの出来事を、夢だったかもしれないと言いつつ、 少年兵の記憶を語っていました。 証言されたご本人は、22歳で召集され、福岡の陸軍の歩兵として 中国西南部の雲南省へ派遣されたかた。 雲南省の戦いというのは、アメリカ軍とイギリス軍が昆明という場所にいる 中国国民党軍へ支援ルートを、ビルマの側から日本軍が阻止しようとする そういう戦いの場だったそうですが、作品中にはほとんど戦闘シーンはありません。
時々、当時の実際の記録フィルムが流れますが、ドラマでは とにかく暑い中を物資を運んで歩く小さな部隊の様子が中心。 しかし、最初は10人ほどの部隊だったのが、 体力を奪われ息絶えるもの、敵の砲撃にやられるもの、 負傷した精神的な苦痛から自害するもの、、、と どんどん人数が減っていき、過剰な戦闘シーンがなくても 十分悲惨な状況が伝わります。 力なく戦地を行進するその部隊に、ロブシン(王昇平)という現地の少年兵が 紛れ込みます。少年兵とはいえ、武器も持たず丸腰の少年。 部隊では当然、逃がすか捕虜にするか意見もわかれましたが、 兵長の藤井(冬冬くん)は彼をかくまうことに決めます。これはもちろん軍紀違反。 たまたまこの部隊が単独行動をする部隊だったから出来たことかもしれず、 藤井さんご本人もそのように判断されたそうです。 作中でも描かれていますが、 なんともまっすぐな目をしたロブシンと一緒にいるうちに、部隊は無用な戦闘を 避けるようになっていって・・・一度川で敵の部隊・・・といっても これはいかにも地元住民で結成されたような女性兵の部隊でしたが 鉢合わせてしまって、どちらも固まってしまう場面がありました。 そこでも、にらみあったまま、どちらも後退して撃ち合いはしなかった。 状況的に戦闘に近い場面もあったけど、そこで相手を撃ってしまった隊員は その相手の目が頭から離れず、精神的に病んでしまいます。 本来の人間の姿としては当たり前かもしれないけど、 戦地にいて極限状態では失われがちな感覚のはず。 でも本当は、現地の女性と仲良くなり次の戦地へ向かうため 惜しみつつ別れる兵士だとか、植物に詳しくて現地で見つけた花を押し花にして 収集している兵士もいたし、日本の家族に手紙を書く兵士もいて 本当に普通の人たちなんですよね。 極限状態で、危うく命の重さを忘れそうになる兵士たちは ロブシンといることで、人間らしくあることにひきもどされていたような・・・ ある日、敵の砲撃を受けてロブシンは左目を負傷してしてしまい、 本部の診療所で医師に左目を見てもらったものの 破片が入っていてすでに腐っていたため、目は摘出。 その後もしばらく行動を共にしていたロブシンですが、藤井さんたちは 自分たちと一緒にいても良くない、と判断して、ある朝森の中にロブシンを 置き去りにします。 そしてその後、終戦をむかえて 藤井さんたちの部隊はバンコクから日本に帰るための復員船を待っていた? みたいなんですが、そこになぜか眼帯をしたロブシンが現れ、藤井さんたちと再会。 証言では、なぜその場所がわかったのか、 どうやって来たのかもわからない、とのことでしたが、みんな再会を喜び、 なけなしの私物でなんとか青い目の義眼をロブシンに買って渡します。
だから、青い目の少年兵・・・ その後、ロブシンの行方はわからないようですが もし存命なら80歳にはなっているはずだと。 いろいろ考えさせられる部分は多かったですね。 よく見る戦争を題材にした映画やドラマとは、 また少し違った観点で、良かったかな。 とにかく、淡々と歴史的名事実を描き、 その中に、もしかしたら幻想だったのかも??と思えるような 不思議なエピソードが展開して、 それでも、人間的な行動とはどういうことなのか、、、、という部分を 提起していたように思います。 冬冬くんも、抑えた演技が逆に印象的で、 時々使う中国語や福岡の言葉など、なんかいい感じでした。 その後、別のNHK番組のインタビューで、冬冬くんも自分の祖母のことなど 語っていましたが・・・それはまた別のレポにて。
season2! 2021.10.18
クズリューだって!! 2020.11.02
THE BAD LOSERS!! 2020.09.23
もっと見る