|
カテゴリ:好き好き!本・雑誌
ニュースで今、
おしょくじけんでゆれるFIFA・・・ って言ったのを 汚職事件 じゃなくて お食事券 だと思った私・・・ くっ、 そう聞こえたのは、私だけではないはずっ 梅桃が実るとき 吉行あぐり 内容 作家・故吉行淳之介、詩人・吉行理恵、女優・吉行和子。 三人の特異な個性を伸ばし育てた母は、 自身も美容界の草分けとしてひたすらに駆け抜け、 89歳の今も美容師を続ける。15歳の結婚から始まった波瀾の人生。 今年1月に亡くなった、 女優吉行和子さんのお母さんで美容家、 吉行あぐりさんの自伝です。 NHK連続テレビ小説「あぐり」の原作となった本作は 当時は特に見ていたわけでもないし、 吉行さんのお母さん、ということくらいしか知らなかったわけですが 今年亡くなった時に、なんか急に興味がわき この原作本を読みたくて中古で購入したわけです。 想像以上に太くて濃い人生で もうただただ感心してしまいました。 戦争を体験してるわけだから、文章以上に大変な思いを たくさんしてるはずなのに、そういう愚痴的なことも 大変だった、という内容もあまりなく あっさりとしてるもんだから、、、、 学生だった若いころに、親のすすめというか半分政略結婚? 的な形で、しかもほとんど結婚生活のような生活もなく 長男が生まれたら今度はその息子を置いて東京の夫のもとへ 岡山から上京し、もう本当に波乱万丈って こういうことなんだろうか、と思うような人生です。 かといって、流されているのかというとそうでもなく 自分で臨んで美容家に弟子入りし、戦前の日本では ほとんど居なかった美容家になって 独立して開いた店が自宅のある市ヶ谷だったこともあって 上流社会?の奥様方相手に仕事をして人脈も自然とできていくんだけど 基本はその人柄がなせる業。 つくづく思うけど、やっぱ人とのつながりって 自分いかん、なんだよなあ・・・ 類ともってよく言うけど、自分がどんな人間かで やはり周りの人も変わってくるというか。 逆に、友達見ればその人の人となりもわかる気がします。 この本が書かれたころはまだご存命で 亡くなられたのが107歳、 80代になっても旅行に行くくらいのお元気さで、、、 そういう年齢の重ね方、したいなあ、と。 子どもに対して、あんなふうに寛大に? 大きく構えることができたなら、 もっと娘たちものびのび育ったんじゃないだろうか、 と反省もしています。 明治生まれの女性の強さ、 もうあまり見聞きできなくなってるから こういう本って貴重なのかもね。 梅桃(ユスラウメ)が実るとき/吉行あぐり【後払いOK】【2500円以上送料無料】 【送料無料選択可!】「あぐり」その後 吉行あぐり103歳と家族の肖像 (単行本・ムック) / 阿部 和江 著 《送料無料》矢部達哉/NHK連続テレビ小説 あぐり オリジナル・サウンドトラック(CD) 【送料無料】 田中美里・野村萬斎 NHK連続テレビ小説 「あぐり」 完全版 DVD-BOX 05P30May15 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.30 12:59:56
コメント(0) | コメントを書く
[好き好き!本・雑誌] カテゴリの最新記事
|