総括
選手、フロント、サポーター、全ての面で甘かった。それは年間4勝という結果が証明していることであり、言うまでもなく必然の降格だと言える。三木谷社長は来年の方針として、「一年でのJ1復帰」と「育成型のチーム作り」の両方を掲げた。もちろん両方達成するに越したことはないのだろうけども、そんな言葉は信用できない。実際はどちらかを優先するのだろうけども、一年復帰を絶対目標とするのは失敗したときのリスクが高すぎる。もし大型補強によって昇格できたとしても、きっと今までのように降格争いをするだけだろう。極端に言うならば、個人的には2部生活が長くなろうとも、後者を最優先課題としてもらいたい。フロントの項でも書いたが、今までのその場しのぎ主義によって、この10年で何も残っていない。試合に出る選手はほとんど移籍組であり、フロントに限っては会社そのものが変わってしまった。これからのヴィッセル、悔しいが同じ関西のガンバをお手本にするのも悪くはないと思う。ヴィッセルを愛する全ての人にとって、「今のヴィッセル」よりも「これからのヴィッセル」の方が大事なのだ。少し遠回りしてみるのも良い。でも、確実な一歩を歩んでいきたい。