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カテゴリ:日常
どうしても早く写真を見たくて、業務報酬の入金日まで待つ予定っだったが、急遽こないだYOSAKOIソーラン祭で撮ったフィルムを現像して同時プリントした。何度も何度もYOSAKOIの写真は撮っているが、今回はいいのが撮れたと思ったときは開けてガッカリであることが多い。でも正直今回はあんまり自信なかった。結構手ぶれが出たなと感じていたし、構図も決めきれなかったなと思う。
YOSAKOIの写真を撮るのは非常に難しい。まず、今は観客の数がどこの会場も凄いので、写すポジションを確保するだけで一苦労だ。次に、ただ単に全体を記念写真的に撮るならいくらでも撮れるが、私が狙っているのは踊り子の表情。300ミリの望遠をフルに使って狙うが、とにかく前後左右上下に激しく動く踊り子の動きを予測しながら一瞬の構図を決めなくてはならない。「いまだ!」と思ったときはもう遅いのだ。また踊りが止まっているときは表情も死んでいるか、作られたものになっていることが多い。まさに一瞬を切り取らなければならないのである。 加えて問題はピントだ。私が使っているのはキャノンの視点入力で、見たところに自動的に焦点を合わせてはくれるのだが、旧式のものなので3点しかポイントはないし、それほど正確でもない。それを何重にも重なった踊り子達の中から一人だけに合わせるのだから、その前の踊り子が動いて被さるとすぐそっちにピントが移ってしまう。それが夜になると、ズームではほとんど使えなくなる。手動で合わせながら追っていくのはもの凄く集中力がいる。 そんな状況の中で撮る写真なのだから、見事に魂が躍動する一瞬が切り取れたときはたまらなく嬉しい。できてきた今年の写真を期待と不安の中で取り出す。おっ、これはいいじゃないか。これもなかなか・・・ 構図が決まっていたら、ピントが甘かったり、ドンピシャの構図・ピントのはずだったのに、その瞬間に下に沈む振りだったりと惜しいものもあるが、まずまず何枚かはいい写真があった。芸術的な評価はさておき、とりあえず写っている子には喜んで貰えるだろう。 でも何枚かはフォトコンテストに出してみようかな。YOSAKOIの写真集に取り上げられれば写っている子達は嬉しいだろうし。やっぱり、これからのイベントでも撮りたくなるんだよなあ。本祭ほど踊り子も観客もいないから、撮影しやすくなるし。きら星達のきらめく一瞬はやはりたまらなく美しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/15 10:54:33 PM
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