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カテゴリ:教育者の愚痴
今日の沖縄タイムス朝刊のテレビ欄の裏面で、来月より教職員の飲酒運転者は免職という記事があった。
昨日の職朝では校内全面禁煙という県庁のお達しがあった。 そこである体育教諭が、 「僕ら教職員はタバコも駄目、飲酒運転も駄目。これはとりあえず、理解できますが、生徒はどちらをやっても懲戒指導で終わり。僕らは即クビ、生徒は訓告。僕らは即クビ、生徒は停学一週間。生徒は停学二週間。僕らは即クビ、生徒は停学無期。僕らは即クビ、生徒はようやく退学・・・生徒に甘く職員に厳しい学校にしていいんですか?」 と発言した。そのおかしさに多くの職員が苦笑した。 確かにそうだ。生徒も飲酒・タバコは懲戒指導でなく、県が僕ら職員にやろうとしているように即”退学”でもいいのではないか? きっと、県は許さない。ただでさえ、退学者の多い県だ。というか、不本意入学者が多い。 みんな、最低でも高校は卒業していないといけないという観念にとらわれて入学できるところでもランクを落として入学してくる。だから、学校が面白くないという生徒も多い。理想と現実の違いに持ちこたえられない。 そこで退学という処分を頻繁に使わせないと思う。もし、使えば、高校は昔のように勉学に部活に燃える生徒が増える。無気力無関心の人形のような高校生は減るのだ。 少人数ですばらしい生徒を教育するのは教職員にとって仕事はやりやすいし、やり甲斐を感じやすい。 でも、教育はどんな人間で施される。今の高校生の多くは授業を受ける権利はあるが、資格がない。僕の授業だと、”高校生であること”、”教科書・ノート・筆記用具は必ず持参”、”予習復習を必ずやること”。これだけが資格だ。 だけど、最後の”予習復習”ができない生徒が多い。”、”教科書・ノート・筆記用具は必ず持参”できない生徒が必ずどのクラスにも4・5人はいる。それでも僕が信念を曲げて授業をする。 これでは少年犯罪はさらに増えそうだ。大人だけの罰則が増えていく。それとニートも増加間違いなしだ。外に出ればあれやこれが罰則の対象になりつつある。これではニートになったほうが楽だ。 禁止・罰則を増やすのではなく、普通に生きている人の特典を増やせば、もう少し、生きやすい世の中になるのに、罰則が増える一方だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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