千と332話:春休みの劇《アヌルッダ物語》
拙YouTubeチャンネルは、コチラ!・拙Facebookは、コチラ!・拙Twitter改めXなら、コチラ!・・…なんか、今年は…桜の開花が、遅めだよな~…💧・・・…ソレでも、この日…ハルキゲニア…もとい、春休み中なう…のハズが…なんでか登校する児童達…!イオ「別に、浅香唯…もとい、朝(の)課外(授業)ではナッシング!」レイカ「今日、学校の講堂で、新作の仏法劇が上演されるんだって!」ダン「おぉ!去年もハロウィンの劇で、《スンダラナンダ物語》やってたな!?」アツキ「そん時講釈師やってた鮎川さん(=菊丸)が今回の劇で主演やるから、代わりに叔父貴(=御院さん)が講釈師やるんだってさ!」リン「…鮎川さん主演の…!?そりゃ~、楽しみだわ💖」カズ「…ハイハイとか…💧」・・・…そんなこんなで、学校。新作仏教劇《アヌルッダ物語》開幕なのでした。講釈師(葵慎吾=御院さん)「お釈迦様のお弟子の一人にして、従兄弟の一人でもあるアヌルッダ(阿那率)尊者は、ある日、お釈迦様からめっちゃ怒られてました…さて、その理由とは…???」お釈迦様(演:志津川三郎太)「💢アヌルッダよ!大事な説法の最中に居眠りとは、ナニゴト!?💧」アヌルッダ(演:鮎川菊丸)「おぉ、※世尊よ…!アヌルッダは今後、一切眠らナッシングで横にもならナッシング…こんなコトだそーです!💧」※世尊(せそん):お釈迦様の尊称。講釈師「自身の失態を恥じ、お釈迦様に《不眠不臥(ふみんふが)》の誓いを立てたアヌルッダ尊者は、一切眠らナッシング+横にもならナッシングで修行に励むのですが…無理が祟って眼病にかかり…!」ジーヴァカ(演:ジョン・トップノット)「アヌルッダ尊者…このままでは、右目も時間の問題だ!ちゃんと眠りなさい…せめて横になんなさい…!」お釈迦様「アヌルッダよ、ジーヴァカのゆー通りだ!怠けおこたるのもイケナイケド…やりすぎだって良くナッシング!…やりすぎつっても、コージーも都市伝説もカンケーナッシング!💧」アヌルッダ「ひとたび世尊に誓った《不眠不臥》…今更破るなんて、とてもできナッシング…こんなコトだそーです!!」(左目の義眼を外している。)講釈師「アヌルッダ尊者は、お釈迦様や、医者でもあるジーヴァカ(耆婆)大臣の説得にも応じず、不眠不臥での修行の末に両目とも失いましたが…真実を見抜く《天眼(てんがん)》を得たのです!蛇足ですが…ジーヴァカ大臣は、マガダ国の王ビンビサーラ(頻婆娑羅)の庶子(しょし)すなわち側室の子でもあります。」アヌルッダ「…たとえ《天眼》を得たトコで、肉の目が失われた今…針に糸を通すコトすらままならナッシング…💧どなたか…この針に、この糸を通して下さらナッシング…?どなたか…《功徳(くどく)》を積んでみナッシング…?こんなコトだそーです…!」(更に右目を前髪で隠すコトにより表現。)講釈師「その《功徳》を積んだのは、なんと!でんぢゃらすじーさん…もとい、もとい!なんと!お釈迦様だったのです!!」アヌルッダ「…世尊よ…!アナタ様は既に、最上の覚りを開かれたブッダではごさいませぬか…?こんなコトだそーです…!」お釈迦様「今だって、功徳を積み幸せを求める心は皆と変わんナッシング!こんなコトだそーです!!」アヌルッダ「…おぉ…世尊よ…!」講釈師「かくて、お釈迦様より《天眼第一》の名を贈られたアヌルッダ尊者は、お釈迦様の最後の布教の旅にも同行しました。お釈迦様の入滅においては、慟哭し悲嘆する弟子達を慰め励まし…お釈迦様の入滅後は、クシナガラのマッラ族に葬儀の用意をさせるよー、アーナンダ(阿難)尊者に指示を下しました。時代は下って…第一回結集(けつじゅう)会議においても、アヌルッダ尊者は天眼第一の能力をもって、お釈迦様の教えを正確に伝える事にも大いに貢献したのでした…!」・・・カーテンコールとか!リン「鮎川さん(=菊丸)!公演、お疲れ様💖ラムネ買ってきたから、一緒に飲みまショ💖」菊丸「なんか、でっけぇラムネだね?こんなコトだそーです!」ケン(前列左)「…ハイハイ!月が昇るまで🎵」三郎太「あは!そーいや今日は、《にちようび》だったね?」…てな感じに…明日より、新たな粘土…もとい!年度に突入するのでした…!・・・