理想的ダイエット法
代表的なものに肥満、糖尿病、高血圧症、高脂血症などがあり、その四つを同時に持つ場合を「死の四重奏」といいます。この四つの中で最も悪いのは「肥満」です。
肥満は病気ではないと思っている人も多いと思いますが、最近の研究で脂肪細胞がホルモン様の物質を出して血圧を上げたり、インシュリンの感受性を低くして糖尿病に悪影響を与えたり、さらに余分な脂肪が高脂血症を招くことなども分かってきました。ですから肥満対策は最も大事です。
肥満対策の90%は食事ですが、前回ダイエット(体脂肪を落とすことであり、体重を落とすことではない)と食事についてお話しましたので、今回は運動について話をします。
ダイエット時の運動で最も理想的な運動は筋力トレーニングです。
筋肉は身体の中で最も代謝の盛んな組織で、筋量が多いほどやせやすく、太りにくくなります。
食事の制限と有酸素運動では筋量が減り、代謝が低くなるため、リバウンドしやすくなります。
ですから、理想的なダイエットは、身体に見合った食事の量、つまり寝ていても必要なカロリー(基礎代謝)+日常活動に必要なカロリー+筋トレに必要なカロリーを摂りながら筋トレを行うことです。
筋量増加とダイエットに成功したあかつきには、高血圧症、高脂血症ともに著しく改善します。
特に糖尿病においては筋肉と脂肪のインシュリン感受性に変化を引き起こし(カロリーの分配効果)、著しい効果をもたらします。
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最終更新日
2004年11月25日 18時02分21秒
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