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カテゴリ:日本シリーズ、交流戦、球宴、国際試合
日本 0 0 0 0 0 0 5 1 0 6 韓国 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 日本投手:上原(巨人)-薮田(ロッテ)-大塚(レンジャーズ) 本塁打:福留(中日),多村(横浜) WBC準決勝はサン・ディエゴで行われ、6-0で日本が韓国に圧勝した。もう一つのカードであるドミニカ共和国対キューバは、キューバがドミニカ共和国に勝利した。この結果、明後日の決勝戦は日本対キューバの間で行われることが決定した。 試合展開は序盤は落ち着いた展開で、韓国の徐(ドジャース)をあと一歩で捉えきれずにゼロ行進が続いた。日本チームの強烈な当たりが韓国野手陣の正面を突く不運も重なっていたが、その韓国投手陣を7回に遂に捕まえた。 救援に出てきた金投手(ロッキーズ)を日本打線が打ち込む。この金はアンダーハンドからの速球が武器の投手だが、制球が甘いことでも有名なので彼が登板した段階で私は日本のチャンスだと思った。 案の定、この回は先頭の松中(ソフトバンク)の気迫の2塁打で火がつき、多村の犠打失敗で嫌な流れになりかけたところで、今江(ロッテ)の代打福留(中日)が目の覚めるような一打をライトスタンドに打ち込んだ。 2-0とリードしたことで日本チームの固さが解れた。この後も、里崎のエンタイトル2塁打や青木の代打宮本(ヤクルト)イチローのタイムリーが出てこの回一気に5点を取った。更に、8回には多村の特大本塁打で1点加点した。 先発の上原は立ち上がりから抜群の制球で、ストライクを先行させて遊び球を使わずにドンドン韓国打者を追い込み打ち取っていった。テンポも良かったので守備にも良い影響をもたらしていた。多村の左邪飛の好捕の際は上原もマウンドで拍手していた。 7回を投げ終えて降板し、8回は薮田(ロッテ)9回は昨年までこの球場を本拠地としていた大塚(レンジャーズ)が締めて韓国に完封勝ちした。 アジア・ラウンドと米国での準々決勝と韓国には2連敗していた日本。その米国での前回の対戦では敗戦後、今日の先発徐が試合後国旗をマウンドに立てて日本チームから顰蹙を買っていた。これで奮起しなかったら、日本は韓国の軍門に下ることになり日本人のプライドからしても許されることではなかった。 TV中継を観ている日本人でさえそうなのだから、ましてやプレーしている代表選手が一番悔しいだろう。そうした思いを吹き飛ばしてくれる、それも6-0という大差での完封勝利は決勝に向けて勢いも出た。韓国選手が言いたい放題言っているコメントを読んでいて、悔しい思いをしていた。そんな悔しさも、6-0という大差でしかも本塁打も2本放ち完勝したことで今度は韓国人が悔しさを味わう番だ。 散々日本代表と日本をコケにする発言をしてきたのだから、今度はその気分を当分味わっていただくこととする。 決勝の相手は、私はてっきりドミニカ共和国だと思っていたので拍子抜けした。でも日本チームとしてはキューバ相手の方が対戦経験が豊富なのでデータもあるしドミニカ共和国よりはやり易いだろう。 アテネ五輪予選ラウンドでは、松坂(西武)がキューバ相手に快投を演じて勝っているだけに松坂がキューバを返り討ちして初代世界一の座を日本が手にするだろう。 松坂は日本での練習試合や対台湾戦での投球は、まだ調整途上のような投球だった。しかし、前回のメキシコ戦では150km/hを越す速球が見事に制球されて素晴らしかった。この投球がキューバ相手にも出来れば怖い者はない。キューバはトーナメントでの勝ち方を熟知しているので、キューバのペースにはまらないように注意したい。 打線も投手の良い韓国投手から6点を取ったことで打者も楽な気分で打席に立てるはずだ。 日本・王貞治監督 「ここまで大変苦しかったし、きょうも6回までしんどかった。上原君が完ぺきな投球をしてくれて、のどから手が出るほどほしかった打のヒーローが出た。(福留の)2ランでたまっていたものが一気に爆発した。本当によく打ってくれた。3度目の正直で日本の野球ができた。最高の1勝。(決勝は)このままの勢いで一気呵成(かせい)にいきたい」 日本・福留孝介 「あの場面は自分の調子は関係ない。気持ちだけだった。気持ちで打った。ああいう場面に使ってもらえたことで、意気込んでいった。自分にもチームにも勢いをつけたかったので、何とかしたかった」 日本・松中信彦 「それまでイチローがチャンスを作ってくれたのに、生かせなかった。その悔しさをぶつけた。(7回の二塁へヘッドスライディングは)自然に出た。あれでチームがいい方向に向かったのなら、よかった」 日本・上原浩治 「(7回は)その直前に打線が5点を取ってくれたので、とにかく0点に抑えようという強い気持ちだった。最後の登板でいい投球ができてよかった」 韓国・金寅植監督 「選手たちは、大会を通して素晴らしいプレーをしてくれた。あらためて感謝したい。日本はよくまとまっていたし、パワフルだった。うちより能力的に上なのでは」 韓国・李承ヨプ(イ・スンヨプ) 「もう韓国野球はアジアで2番目ではなく、世界でも中下位圏ではない。上位圏に上がった」とし、「国民のみなさんも韓国野球にプライドを持ってほしい」と話した。 「最善を尽くした。6勝1敗だったがルールの間違いで脱落した。しかし今後韓国野球にナメてかかってこれないようにした点で意味があると思う」とも話している。 「もともとの目標であるベスト4進出に満足している。今日は日本に負けたが、すでに2回勝っているので日本に負けたとは思わない」と語った。 韓国チームの金監督の談話は謙虚な感じもするが、イ・スンヨプの発言に韓国人の国民性が如実に現れていると思って敢えて掲載した。 確かに日本に2勝1敗と勝ち越しながらその1敗が大事なところで出た悔しさは分かる。準決勝の組み合わせは2組との対戦にするべきだとも思う。しかし今大会の制度はこれなのだから、文句を言っても始まらない。ましてはイ・スンヨプの発言の中にある「日本に負けたと思わない」には、韓国人の「潔さのなさ」「日本人憎しの国民感情」「負けを認めない」国民性がそのまま現れている。悔しい気持ちは分かるけど、だったら準々決勝で勝ったからって、あんなに喜ぶな! 試合経過の詳細はこちらでどうぞ 人気blogランキングへ [今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.Bobby Caldwell/Perfect Island Nights 2.Byrne And Barnes/An Eye For An Eye 3.Randy Crawford/Secret Combination 4.R.E.M./Around The Sun 5.George Benson/Breezin' 6.The Beatles/Beatles '65 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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