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テーマ:野球観戦記(54)
カテゴリ:野球・埼玉西武ライオンズ2010
▼埼玉西武-福岡ソフトバンク 18回戦(埼玉西武12勝6敗) 観衆24,413人
福岡で球宴前に3連敗した悔しさを、ここ所沢で晴らすべく連勝して一気に3タテと首位奪還を目指しての3戦目。 先発は大沼と左腕小椋でした。小椋とはその3連戦の3戦目に対戦し打ち崩せなかったのですが、その時と今回では打線の状態が違うので期待を持って球場に行きました。 大沼は2回、先頭の小久保を四球で出塁を許し、これをきっかけにペタジーニの右犠飛と松田には2ラン本塁打を浴び、結局、2回終了自責点3で早々と2番手野上へと交代した。 SBも3点をリードしてことでこのまま勝ちパターンへと持っていきたかったのでしょうが、西武は3回裏、2死無走者から片岡の安打と栗山の2塁打で1点を返し2点差としてことで希望の灯が灯った。 4回裏、2死2塁で平尾は追い込まれながらも粘り、打った瞬間にそれと判る2ラン本塁打で遂に同点になった。これで球場のムードはホームの西武のものとなり、SBは折角の3点リードもフイとなり選手も下を向いてプレイしていた。 5回裏、3-3の同点から中島のタイムリーが飛び出し4-3と逆転に成功すると、球場は西武の勝利を信じて大いに盛り上がり選手を後押しする。 大沼が2回で降板後は野上から土肥を挟んで岡本篤がSBの反撃を抑えていたことがこの逆転劇を引き起こした。 ![]() この1点リードで逃げ切りたかったが、8回表、読売時代の同僚対決となったペタジーニが工藤から2塁打を奪い同点としたが、逆転を狙った鈍足田上の本塁突入はアウトとなり同点のまま8回裏へと突入。 SBは6回から摂津を2イニングス、8回からはファルケンボーグを投入し必勝リレーを敷いてきた。その必勝リレーは8回に破られた。 ![]() 先頭の栗山が2塁打で出塁、続く中島は球場全体及び全国のライオンズファンの願いを背負い、球審柳田の不可解な判定(この球審は西武嫌いで有名?)にも負けず、ファウルで粘った挙句、放った打球はライト線への2塁打となり勝越し点を奪う。 ファルケンボーグは防御率「0.41」とリーグ屈指のセットアップ率を誇り、SBの勝利の方程式の一翼を担う投手が遂に打たれた。 これで気落ちしたのか、フェルとブラウンも続いて決定的な3点がこの回に入った。栗山からブラウンの4者連続安打は、いずれも逆方向に打った打球で選手たちの気持ちが乗り移った一気呵成の攻撃は見事だった。 これで最終回はシコースキーが気落ちしたSBを三者凡退で片付け、このカード3連勝で首位を奪い返した。敗れたSBは5連敗となったがそれでも負数は西武が「1」上回っており、次カードも勝ち越さないと再び2位転落もあり得るので安心は禁物だ。 ![]() それにしてもこの3連戦、福岡での3連敗が悔しかったのか、選手たちの目の色が違った。直前の関西遠征はT-岡田と金子千に叩きのめされたが、そのオリはロッテに3連敗したので結果的にはイーブンである。 これからは石井一が10日にイースタンで5回を先発で投げて17日のSB戦で1軍復帰となるそうなので、次週からはローテが一枚戻ってくる。ただ、グラマンは相変わらず2軍調整中で、何が原因で1軍昇格が遅れているのか判らない。 2軍でも連投はしていないので、肩の回復が遅いのかも知れないが、正直、工藤も結果を残していないので、工藤との入れ替えの可能性も否定出来ない。 ![]() 最後に、今週末は最高の気分で2試合観戦出来てホッとしました。これで良い気分で仕事に臨めますよ!!! <ナベQ監督のインタビュー> ゲーム前から今日は総力戦になるだろうなと予想をしていました。 早め早めの継投で何とか失点を防ぎ、打線もここのところ繋がりが出てきているので、ある程度のゲームプランを立てていました。 同点にされた後に、何とかこのゲームをものにしようという選手の強い気持ちが出たと思います。 1試合1試合、大事に良いゲームをしていきたいと思います。 ![]() ![]()
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