雁ヶ腹摺山も雪化粧
こんにちは、資料館です。昨日は、一日中雨で気温が上がりませんでした。出勤して真木・浅利の山々を見ると、なんと雪化粧をしていました。写真中央に盛り上がる山が雁ヶ腹摺山(標高:1,874m)。その手前の右側のピークが姥子山(標高:1,503m)。雁ヶ腹摺山の左奥にある山は黒岳(標高:1,988m)。そのすぐ左の白い斜面が白谷の丸(標高:1,920m)の南面に広がるカヤト。写真にはありませんが、初狩の滝子山(標高:1,610m)山頂付近も白いことから、標高1,500m以上は雪だったようです。2週間ほど前に、雁ヶ腹摺山の裏にある「シオジの森」と黒岳手前の赤谷の丸直下の「赤谷権現」の調査に入った時には、紅葉にはまだまだという感じでした。この雪を契機に冷え込みが一気に進むと、広葉樹たちが一斉に色づき始め、来週後半には見ごろかとも思えます。写真の山々へのアクセスは非常に良く、大峠(標高1,652m)までは大月駅から自家用車で50分ほどで行くことができます。大峠には10台ほど停まれる駐車スペースがあり、男女兼用ですがトイレもあります。ここからだと雁ヶ腹摺山まで高低差わずか350mあまり、登山道も完備されているためゆっくり行っても60分ほどで山頂に立てます。山頂からは、500円札の図柄にも採用された三つ峠を前方に従えた富士山の絶景を見ることができます。また、一面のカヤトが広がる白谷の丸へは黒岳を経て1時間30分ほどでたどり着くことができます。ただし、こちらは黒岳まで小刻みに急登が連続し、倒木も多いため、それなりの体力と身のこなしが必要とされます。しかし、ここからの富士山を中心にして、奥多摩の山並みから金峰山までの270度のパノラマは滞在時間を忘れるほどの絶景です。山歩きは、新緑と紅葉の時期が一番です。そして、富士山といえば雪化粧をした姿が最も美しい。天気予報とよく相談して、「富士の眺めが日本一美しいまち」を実感してください。※おまけ県営林道真木小金沢線は冬季閉鎖期間を除き、大峠まで通行可能です。しかし、道路法面崩落等で通行止めとなる時もありますので、自家用車で大峠まで行かれる方は、必ず山梨県県営林道通行規制情報を確認してください。コースには道標もあり、赤テープも多数ありますが、地図・コンパス(山ではアナログが一番安心)とスマホは必需品です。どうか「ご安全に」!