|
カテゴリ:医療
今日はひとり寂しく休日出勤。 昨日も客先から催促があり、やむなくお仕事。 ホントにうるさいやっちゃ!
さて、今朝 起こった岩手宮城内陸地震は奥州市衣川区で震度6強を記録。 北海道から中部地方までの広い範囲で揺れを観測しました。 警察庁などによると、3人が死亡、けが人もかなり出ているもよう。 山形新聞によると、一関市厳美町の祭畤大橋が崩落。 岩手県奥州市胆沢区若柳の林道で、約20人が乗ったバスが約30メートル下の沢に転落。 6人が負傷、うち4人は重傷。 現在 災害派遣医療チームが現地に向かっているそうです。 また 新潟日報によると、新潟市消防局の救助隊員や同市民病院の医師らを被災地に派遣しました。 また 危機管理防災課などの職員4人が、仙台市の災害対策本部へ支援ニーズ把握のため出発。 小千谷市のボランティア団体「風組」が情報収集に一関市にRV車で向かったそうです。 同団体は建設業関係者らで構成され、能登半島沖、中越沖地震でも当日から現地に入りました。 東奥日報によると、地震のため、県境の馬淵川に架かっている青岩橋を、老朽化が著しいとして安全が確認されるまでの間、全面通行止めになりました。 被災 お見舞い申し上げます。 昨日も長野県南部で震度4の地震があり、木曽町も震度4を観測したそうです。 お隣の中国で未曾有の地震があったばかり。 地震への備えはしておきたいものです。 こういう災害のときに困るのが人工透析を受けている患者さん。 この人たちは災害だから、といって透析治療を中断するわけにはいきません。 そこで 和歌山では透析治療患者に携帯電話メールで知らせる新システムをスタートしました。 ----------------------------------------------------------------- 災害発生時、かかりつけの医療機関が被災して人工透析ができなくなったことを、腎機能が低下し、透析を受けている患者に携帯電話のメールで知らせる「わかやま透析安心メール」を、和歌山県が6月1日から近畿で初めてスタートする。 県内で医療機関が確保できない場合、大阪府や兵庫県などに船舶で患者を移送するシステムも確立する。 メールでの情報送信には、まず患者側がかかりつけの医療機関に携帯電話メールアドレスを登録。 医療機関は、県の「広域災害・救急医療情報システム」に患者のアドレスを入力する。 災害が起きた時には、医療機関が診療の可否をシステムに入力。 県は診療不可の場合のみ、患者のメールに情報を送信する。 代替医療機関については、メールで情報を流すと混乱する恐れがあるため、県が日本透析医会などと連携して情報を集約。 かかりつけの医療機関から、患者に個別に連絡する。 県内で人工透析を実施している全47施設が参加。 県内で透析を受けていれば、誰でも利用できるという。 船舶での県外への移送は、日本透析医会と神戸大海事科学部が主体となる。 災害時に県が同医会に要請し、同大所有の船舶などで受け入れ病院に搬送する。 県は今年1月、災害時に県の港湾施設を利用できるように同大と協定を締結。 同大は大阪府や兵庫県、徳島県などとも同様の協定を結んでいる。 人工透析の患者は2~3日に1度、透析を受ける必要があり、災害時であっても例外ではない。 県医務課によると、県内に約2800人の患者がいるという。 同課は「東南海・南海地震が心配されるなか、一つの安心材料としてメールを活用してもらえれば」としている。(2008年05月31日 読売新聞) ----------------------------------------------------------------- 他にも、心臓病などでグリセリン常用者なども薬が切れれば命に関わります。 こういう緊急を要する患者へのフォローシステムはぜひ必要です。 ということで、本日のお題は 「人工透析」 尚、昨日のお題は 「ぶ~ん その2」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 業務多忙により、ちょっと短め、あ~んど ちょい手抜き。 ところで、腎臓のはたらきとしては、 体の中で不要になった老廃物(クレアチニン・尿素・尿酸等)を尿として排泄 水分調整(余分な水分を尿として排泄) 電解質(ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン等)バランスの調整 血液の弱アルカリ性(Ph7.4)維持 造血刺激ホルモンの分泌 ビタミンDを活性型ビタミンDにして血液中のカルシウム吸収補助 血圧調整 不要ホルモンの不活化 などがあり、このように腎臓は単に老廃物の排泄や水分調節だけでなく、他にいろいろなはたらきがあります。 この腎臓が正常に機能しなくなる病気、いわゆる「腎不全」に陥った人におこなわれる治療のひとつに、人工透析があります。 わかりやすくいいますと、腎臓の働きがそれぞれ種々の程度に障害された状態を腎不全と呼び、急に働かなくなった場合を急性腎不全、長い年月の経過で徐々に悪くなった場合を慢性腎不全といいます。 慢性腎不全の原因には、 糖尿病による腎臓障害 慢性糸球体腎炎 腎硬化症 のう胞腎 膠原(こうげん)病 長期にわたる高血圧 妊娠腎の悪化 などがあります。 腎臓の機能が低下し、尿が出なくなると老廃物や水分が体に蓄積します。 その状態のことを尿毒症といいます。 尿毒症にかかってしまうと、最終的には死に至ってしまいます。 このような機能を持っている腎臓が慢性腎不全になり、食事療法、薬物療法、生活制限などの保存的な治療を行っていても、日常生活に支障がでてきた場合、あるいは生命の危険が考えられるときは、人工透析の導入を行います。 人工透析には、血液透析(HD)、腹膜透析(PD)、があり、日本では血液透析が全体の約90% この方法がとられています。 血液透析は週に3回、4~5時間をかけて病院で行われます。 病院に通院しなくてはならない血液透析と違って、腹膜透析は携帯できるので時間や場所を問いません。 ただ 血液透析から比べると生存率はかなり下がります。 しかし、内分泌的、代謝的な機能は果たせないので、引き続き、薬物療法、食事療法、生活制限という自己管理は必要です。 病気にならないよう、こちらも予防(備え)が大事です。 健康でいられることに感謝! あ 昨日 またひとつ歳をとりました。(まだ 還暦ではないよ) ご祝辞いただいた方に感謝! まったく更新してませんが・・・ ●別ブログ6/1の新着は「足のむくみ」 前回は「長野・聖火リレー裏話」 こちらも見てね 尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月14日 21時58分05秒
|
|