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テーマ:東急沿線(46)
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東急大井町線・目黒線の大岡山駅を出て、駅舎の方を振り向くと、そこには、蔦の絡まる不思議な雰囲気の建物がそびえ立っています。その建物をよく見てみると、「東急病院」の文字があります。駅ビルが病院なのでしょうか。
今回は、この東急病院について、ご紹介したいと思います。 駅舎の上に覆い被さるようにあるこの建物、本当に病院なのです。かつて大岡山駅に隣接した場所にあった東急病院が平成19年11月に駅舎の真上に移転したことにより、現在のような状態になりました。駅の上に病院が建てられるのは、本邦初であり、さすがは鉄道会社の病院であると、その奇抜な発想に感服させられました。鉄道の線路がその下にあるという構造上、心配なのは、電車の走行による揺れが医療行為に影響を及ぼすのではないかということです。しかし、大岡山駅には、電車の発着に伴う振動を病院に伝えないよう、線路の下にコイルばね防振装置を設置するなどの工夫がなされており、そうした不安は払拭されています。また、改札付近に病院の入口があるため、鉄道を使って来院する場合にも、非常に便利です。「大岡山にやすらぎの丘を創る」ことをコンセプトに、地域の人々の健康な生活の実現に貢献しています。 道路を挟んで反対側には、東京工業大学。周辺は、商店街と住宅街。閑静な学園都市の空に突如として伸びるその建物は、まるでお城か何かのようです。 東急病院は、その下を走る東急線とともに、私たちの毎日に安心を提供してくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月09日 21時37分09秒
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