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madamkaseのトルコ行進曲

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 marnon1104@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
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 madamkase@ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
 madamkase@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…

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2016年10月19日
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カテゴリ:メフテル軍楽隊


【10月19日・水曜日】


 昨日のうちに小林正貴さんがデニズ少佐に問い合わせ、明日の水曜日は少佐が指揮者を務めることを確かめ、加瀬さんと一緒に伺います、と伝えてくれたそうなので、私は七緒さんや、イスタンブール大学の法学部の先生、アイシェさんにもこれを知らせると、七緒さんも仕事が昨日で片付き、アイシェさんも授業が入っていないので、2人とも喜んで参加したいという。

 もう1人メフテル少年、アタ君にもメッセージを送ると、去年と違って高校生になったアタ君は、授業時間も長くなり、あいにく平日だとコンサートには間に合わないので、自分は参加出来ないけど、またいつか週末に小林さんが来られる時があったら知らせて下さい、と残念そうな返事だった。


 かくて本日は昨日とは打って変わって温かく、雲こそ出ているが、雨降りにはなりそうもなく、それでも一応用心深くこうもり傘を持って出かけて行った。軍事博物館の前庭には、たくさんの子供達が来ている。それは小学生の団体で、校外授業とか社会科見学として、観光バスであちこちの博物館や観光施設などを回る遠足みたいなものである。

 また秋が来て、軍事博物館見学のハイシーズンになったので、メフテル軍楽隊の皆さんもガラガラの客席を寂しく見上げながら演奏をしなくても済むのだろうが、昨秋から今春にかけて、私ですら何度か立ち見を余儀なくされたこともあるので、少し早めに入場する必要があった。

 私達4人組は、中央の前から3段目に並んで座ったが、前列の1段目、2段目には、おそらくこの10月から、軍事博物館で義務兵役の任務に就くことになった新兵さん達が、揃いの真新しい迷彩服で3時過ぎにぞろぞろ入場し着席した。

 メフテル軍楽隊を紹介する12分の記録映画が終わって、いよいよ正面の大きな引き戸がするすると動き出した途端、もう観覧席の子供達は充分盛り上がってしまっていた。

 まだメフテルの隊列は50メートル以上向こうに待機していて小さく見え、歩き出してもいないうちに大拍手とピーッ、ピーッとすごい指笛合戦が始まった。

 チョルバジュ・バシュを先頭に隊列がコンサート・ホールに近づいて、メフテルの「是」とも言うべき文言がアナウンスされ始めた途端、私達の前列の新兵達がはじかれたようにさっと起立して、メフテル隊員の入場が終わるまで直立不動の姿勢で敬意を表した。

 もちろん場内では鳴りやまぬ拍手、子供達の歓声、指笛がずっと続き、行進して来た隊員が定位置に着くとやっと収まって、壁のように立ちはだかっていた前列の兵隊も着席した。

 私のデジカメはもう残り枚数も僅かで、しかも右下に電池が消耗している赤いマークも出ていたので、あれこれ写す気もなかったため、この場面で慌ててバッグから取り出したが、間に合わず、珍しい光景を撮り損ねてしまった。

 入場行進のしんがりはメフテル・バシュのデニズ少佐、そして入場行進中、前列の新兵達が立っていたため、全然見えなかったのだが、キョス(大太鼓)の前に立っているのは今日もシェラフェッティンさんだった。

 一番奥に座った七緒さんをふと見ると、キョスゼンがシェラフェッティンさんだったのを見て、しまった、という顔で私を見た。動画を撮る準備がない、と言うように目顔で言っている。

 デニズ少佐は9月19日頃からちょうど1ヵ月、出張や年次休暇で1ヵ月ぶりの舞台復帰だとのこと。キョスゼンのシェラフェッティンさんとの息もぴったりで、長年組んでいるだけあって、やっぱり最強のコンビ、野球なら最高のバッテリーだと思えた。

 嬉しいことに、冒頭に私の大好きな、長いトランペットのソロで聞かせる名曲「チャナッカレは今日戦塵の中」から始まり、2曲目には「この旗よ」と、これもたいそうな名曲で、しばらくぶりのコンサートだった小林さんも、初めて聴いて「この曲、いいですねえ、是非とも覚えたいなあ」と久々の軍楽隊モードに酔いしれている様子。

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今日のキョスゼンもシェラフェッティンさん。外は暑くもなし寒くもなし、いい天気です。

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名ボルゼン(トランペッタ―)、Any Yrkglさんの切々たるソロで始まりました。 泣き笑い

mehter3  
久々のデニズ少佐。

mehter4  
観覧席の両翼に子供達がたくさんいます。校外授業のハイシーズンの始まりです。

mehter5  
バチの大回転、私のカメラが目を回してピンボケになりました。 泣き笑い
 

 「ジェッディン・デデン」はメフテルの究極のスタンダードとも言えよう。コンサートも終わりの方に演奏されるクラシックなマーチなのだが、シェラフェッティンさんのバチが空中大回転する画面を撮影したかった七緒さんが無念そうにコンサート終了後「知っていたら今日動画を撮りたかったです」と言った。

 出演者はもともと公表はされないし、都合で予告なしに交替する場合があるので、七緒さんにはまたそのうち一緒に来ましょう、と慰めた。

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最後の戦闘シーン、会場は興奮のるつぼです。

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チョルバジュ・バシュの最後のご挨拶。

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記念撮影のためのサービスタイム

mehter9  
引率の先生、本当に大変。私達も手伝って子供をやっと集めました。自然児が多過ぎ。


 さて、盛況のうちにコンサートが終わり、記念撮影サービス・タイムには、前列の迷彩服グループが30人以上も最初に集合写真を撮り、そのあと赤いコートのデニズ少佐が戻ってきたので、またワーッと人の塊が動いて少佐を取り囲んだ。

 担任の女性の先生に連れられた子供達が、先生は必死でデニズさんを確保しているのに、子供達がちゃんと集まって並ばないので大わらわ。何組かの人々に先を譲って、やっと自分達4人でデニズさんを囲んで撮って貰ったら、デニズさんが「外の方が明るいから庭に出ましょう」と中庭の方に導いてくれた。

 私はブログのためにいつも、猫や街角の風景などもマメに写しているし、電話もカメラも古くなっているので、チャージには気をつけているのだが、肝心の今日の今日、今になってデニズさんとツーショットが撮れる、と言う時に、大きな空っぽの赤い電池の絵が出て画面が消えてしまった。千慮の一失!(と言うか、最近忘れっぽい)

 アイシェさんが自分のiphoneで脇から撮ってくれていたそうで、辛うじて記念写真がない、というのは免れた。

 ちょうどそのとき、記念撮影サービスを終えた旗手や鎧の護衛兵役の若者達が舞台の袖の裏口から旗や指し物を抱えて出てきたので、彼らの一組を呼びとめてくれたデニズさんのおかげで、スペシャルな写真を撮らせて貰った。小林さんは欣喜雀躍、ますますデニズ少佐の大ファンとなったことだと思う。アタ君がやっかむなあ、困った。

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小林さんのための大演出。デニズさんのひらめきに、小林さんもファン冥利に尽きたことでしょう。


 そのあと、デニズさんも私服に着替え、スバイ・ガジノス(士官達の娯楽室)に招かれてチャイをご馳走になり、5時15分前まで雑談しながらひとときを過ごした。

 メフテル棟を出た時、私はこうもり傘がないのに気が付いた。昼過ぎにみんなと集まって、コンサートの前にチャイやトーストを食べた、あのカフェテリアに置き忘れたのかも、と呟くと、デニズさんがすぐにまずは忘れ物の一時預かり所とカフェテリアに電話をかけてくれた。

 七色の虹のようなこうもり傘は、カフェテリアに置き忘れたようで、デニズさんが走って取りに行ってくれたので、大いに恐縮。去年の夏はコンサート・ホールの椅子の下に日本の扇子を落とし、即日、メティン総務課長のところに届けられていたが、今度は傘を忘れて少佐ともあろう人を走らせてしまった(わざと忘れたわけではありません)。






   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




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Last updated  2016年10月27日 01時27分15秒
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