小澤さんの功績。
小澤征爾の80曲。 [ 小澤征爾 ]指揮者の小澤征爾さんが亡くなった。昨日仕事から帰って奥さんから言われた第一声がこれだった。88歳。晩年というか病との闘いからすると、本当に長生きできたんじゃないかなって思います。私にとっての小澤征爾さんは、通らないようにしてきた人です。私が知った頃にはボストン響を手兵として活躍していた。そして、日本クラシック界としても先駆者として生き字引となっていた。クラシックの中で指揮者コンクールは、ブザンソンがステータスになりました。それがあったからなのか、私の相変わらずな天邪鬼ぶりにひっかからなかった。コアなコアなマニアックな方へ、なかなか邦人の魅力がそこまで感じてるいなかった。海外の曲を日本人が表現できるのだろうか?とかなり上から目線みたいな感じだったんです。それを覆したのが、ニューイヤーコンサート。あの名だたる名将の中に、日本人である小澤さんが一度だけ認められた。あの時聞いたヘルメスベルガー2世の「悪魔の踊り」は印象強いです。緩やかワルツばかりの演奏会にスピード感とスリルのある曲目一気に虜になりました。それからチラホラと改めて聞き直すようにしました。遠い昔に岐阜に来たんですよ。その時聴きに行こうかと迷って辞めてしまったのが、非常に悔やまれます。それから、サイトウキネンの演奏会、ウィーン歌劇場等幅広い活躍。ベルリオーズの幻想とかタコ5とか凄い良かった。マーカス・ロバーツトリオとのガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」がカッコ良すぎた、小澤さんじゃなければ実現できなかった、あの音色ですよ。昨年のサイトウキネンのジョン・ウィリアムスの演奏会に参加されたのが公では最後なんですよね。変わり果ててしまった小澤さんの姿。ジョンの方が年上で90を超えているのに、小澤さんが小さく弱く感じましたが、存在感は凄かったです。日本クラシック界の先駆者で、功労者。小澤さんがいなかったら出会えてない事も聴けなかった事もあるだろうな〜。指揮棒を持たずに髪を乱し、手と顔、心から音楽を表現する。一度聴きに行きたかったな〜、長い闘病生活お疲れ様でした。これからはゆっくりとおやすみください、ご冥福をお祈りいたします。ベルリオーズ:幻想交響曲 [ 小澤征爾 ]CD / 小澤征爾 / ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 (SHM-CD) / UCCD-51019メシアン:トゥーランガリラ交響曲 [ 小澤征爾 ]【中古】 ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト/小澤征爾(指揮),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(po.),マーカス・ロバーツ・トリオ,マーカス・ロバーツ(p),ローランド・ゲリン(b),ジェイソン・マルサリス(ds)小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ 20th Anniversary BOX【Blu-ray】 [ 小澤征爾 ]山本直純と小澤征爾[本/雑誌] (朝日新書) / 柴田克彦/著