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カテゴリ:難病ALS患者に愛の手を
『古代エジプトの落書きが発見され、
「昔は良かった。近ごろの若い者は・・・ ・・・」と記されていたそうです。 大昔から現代まで人々は同じことを言い続けてきたのでしょうか?。 科学や技術の進歩がゆるやかだった古代でも世代間の考え方や価値観の対立があったとすれば めまぐるしく変化する現代はなおさらのことです。 「どうして、昔のほうが今より良かったのか」という問いは「退化の思想」です。 科学や技術は進歩しても世界はだんだん悪くなる、という考えです。 年寄りになると時代の変化についていけなくて「昔は良かった」と言うのですが、 実は「昔は俺にとって良かった」ということなのでしょう。 逆に「時代はだんだん良くなる」というのは「進化の思想」です。 たしかに便利になりました。しかし、失ったものも多いのではないでしょうか。 良い時代、悪い時代という価値判断ではなく、 与えられている今を精いっぱい生きたいものです。 年寄りは若者に学び、若者は年寄りに学びながら。』 これは「百万人の福音」(いのちのことば社出版)という冊子に掲載されていた一文です。 この文章を読んで、皆さんも何かを感じ取られたのではないでしょうか。 『昔は良かった』と思っている人が多いということで、「退化の思想」に落ち込んでいる人が 現代社会において多くいるということです。私もその一人でした。 たしかにこの文章を読んで、自分は「退化の思想」の考え方しか出来ないのか・・・と我が身 に気付かれた方もおいでになるのではないかと思う次第です。 逆に、現代に満足されている方の中にも『昔は良かった』という想いをされたことが 一度はあるはずです。 それが間違っているとは言えませんが、聖書にはその事をはっきりと言っているのです。 (伝道者の書7:10) 今から約2000年前に書かれた聖書にも「退化の思想」を持つのではなく「進化の思想」を 持つべきと、はっきり言っているのに驚きを覚えるとともに自分の未熟さを知らされました。 そんな良き時代でありたいと祈る makibo です。 夕暮れの江ノ島海岸 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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