クリスチャンは、神のご計画から言えば、世界の基の置かれる前から神によってキリストのうちに愛され、選ばれ、御子キリストのかたちに似るようにあらかじめ方向づけられています。
エペソ1:3-5、ローマ8:29
神は、キリストにおいて天にあるすべての霊的祝福をもって祝福してくださっています(エペソ1:3)。これは人間の理解をはるかに超えたことです。恵みの栄光をほめたたえる他はありません(エペソ1:6)。この光の下では、何かの偶然の出来事で幸不幸になるといった偶然論や、前世から不幸な星の下に生まれているとする宿命論は姿を消してしまいます。
さらに、クリスチャンは、この神のご計画に従ってイエス・キリストの、あがないのみわざのゆえに具体的に救いの内に召されます。神によって義と認められ、聖化されます。主の再臨に際して私たちの卑しいからだは、御子の栄光のからだと同じ姿に変えられます(ローマ8:30、1コリント1:30、ピリピ3:21)。
私たちのうちに良い救いのわざを始められた方は、キリストの日が来るまでにそれを完成してくださるのです(ピリピ1:6)。これらのことは人間の教育や努力や熱心によるのではありません。救われたクリスチャンが救いの恵みから落ちることはありません。救いの完成に至るまで保たれます(ローマ8:38、ヨハネ10:25-30)。
=日本福音キリスト教会連合=
クリスチャン・ハンドブックより抜粋しています。