カテゴリ:ひとりごと
うちの近所にちいさな八百屋さんが出来ました。
毛糸の帽子をかぶったちいさなおばちゃまがお店に出てこられます。 たたきのまま、ドアのない店の作りなので、 この冬空はこたえるのではないかと思います。 出来るだけ遠くにあるスーパーで買わないで、ここまで来るようにしていますが、 小さな店なので、品切れもときどきあります。 おばちゃまは、 いつも大根とかちょっとしたものを買っても、 「重たいのにだいじょうぶ?ごめんなさいね。」と繰り返します。 家まで目と鼻の先なのに、ね。 毎日毎日晴れの日も雨の日も同じように、コンクリのたたきの床の 花屋の店に立っていた母を思い出します。 そして、「いらっしゃい!」という父の声。 母は元気ですが、父は数年前に旅立ってしまったので、 もう声を聴くことは出来ません。 ちいさな八百屋さんは、 道の向こうのちいさな古ぼけたスーパーが、 再開発でたぶん下駄履きマンションにお店を構えることになるので、 もうしばらくの間の仮住まいのようです。 いなくなられると、ちょっとさびしい。 ギターを支える左の親指が、ちょっぴり痛むようになりました。 あんまり寒い日が続くと、そろそろひびが切れてしまうかもしれない。 まだ、ダイジョウブ。 スーパーの白いビニールがなかなかめくれないのは、わたしだけでしょうか。 指紋が薄いのか、めくってもめくれないので、ぷぅっと息を吹き込みます。 今晩は、また雨が雪に変わり、庭に積もっています。 それでも、少しずつ春は近づいてきています。 白い梅のお隣で、木瓜のつぼみがまあるくなりました。 (写真は、今朝見た残り雪。遠くに総武線が走っています。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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