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カテゴリ:症状
今朝4時過ぎに、『暑い。』という母の声で目を覚ましました。
体温を測ったら、38度。 氷を交換し、テレビを付けたら、ハーフタイムで、日本が2-0でリードしていました。 母の手を握り、声をかけたら、少し、苦しそうなので、しばらく手を握っていました。 それでも、苦痛の表情が消えないので、少し早いけれど、座薬を入れてあげました。 痰が詰まっているような感じでした。 吸引器は置いてあるけれど、下手をすると本人を苦しめるだけだとまだ、試していませんでした。 背中をさすり続けるしか術はありませんでした。 7時頃、姉が起きていて、母の症状を見て、口の中に、ガーゼを入れて痰を取り出すと、少し、表情が和らぎました。 9時に看護師の訪問があり、事情を説明すると、窒息の恐れがあることを条件に、吸引してくれました。 最初は、痰、次に、喉に詰まっていたと思われる緑色の胃液みたいなものが、出てきました。 そうこうしているうちに、回診があり、酸素測定が不可能なので、近いとの説明でした。 急いで、酸素吸入器を手配し、酸素吸入を始めたら、酸素濃度は、85%くらいまであがり、母の表情が少し、穏やかになりました。 母の様子をしばらく見、私は、母の手を握りながら、機械の操作説明を受け、姉と業者さんが、物品貸借の書類にサインする為、居間に場所を移し、書類の説明をしていました。 母の手を握りながら、その光景を眺めていたら、母は、今まで開いていた目を閉じました。 頚動脈がピクリとも動いていないことに気づき、姉が訪問看護センターに連絡。 母は、口から血を垂れ流し、動かなくなりました。 医者が来、母の死亡を確認。 享年80歳。 母からたくさんの愛情を頂いて育てられたので、人に愛情を注ぐことの出来る人間に慣れたと思っています。 思ったほど、涙は出ませんでしたが、話すと声が震え、言葉になりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月25日 14時48分01秒
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