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2011.09.20
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テーマ:省庁(308)
カテゴリ:カテゴリ未分類

・事務次官は国家公務員のトップ?

 

省庁の大まかな組織のしくみをお話しします。省庁のトップは大臣、次に副大臣、大臣政務官がいます。これは国会議員等です。省庁で働く公務員のトップは、通常、事務次官です。その下は省庁によって、また時代によって違います。一般的にNO2にあたるポストは、次期に事務次官になる人がいるポストです。経済産業省であれば、経済産業局長から事務次官になることが多いので、経済産業局長がNO2ともいえますが、特許庁長官や他のポストから事務次官になることもあります。これは他の省庁でも同じです。また内閣府審議官や経済産業審議官、財務審議官、外局の長官のように、給与や身分はNO2でも事務次官に昇進できないポストがあります。今後は、公務員制度改革で変わっていくでしょうが、通常は事務次官に昇進できない「あがりポスト」があるのです。事務次官の出世レースは国会議員やOB公務員の介入でひっくり返ることがあるので、確実に事務次官になれるポストがあるわけではありません。

 

・国会議員が公務員の人事に口を出していいの?

 

民主党内閣による公務員制度改革で、従来のトップであった事務次官と局長、部長クラスからの異動が行われることが予定されています。

国会議員が公務員の人事に口を出し始めると国会議員と公務員のしがらみやユチャクが生まれてしまいます。公務員は国民全体の奉仕者ですから、政治と行政を競わせることで過度に権力を集中させることがないようにすることが望ましいはずです。ですから、人事権は総理大臣や大臣等にありますが、実質的な人事は公務員に任せ過度に公務員の人事に口出しをしないという暗黙のルールがありました。

 

(省庁の役職の組織図)

総理大臣

  |

各大臣(民間人でも可能)

  |

副大臣

  | 

大臣政務官

ここまでの青字が国会議員等で構成される。以下の黒字が国家公務員で構成される。

  |

事務次官(国家公務員のトップは事務次官。上には国会議員等の国務大臣がいる。試験で採用された公務員が昇進できる最終ポストは事務次官。ただし、外局の場合は警察庁長官等。農林水産省の外局である林野庁長官や水産庁長官は事務次官になることが可能なので最終ポストではない。

  | 

官房長(大臣官房のトップ。大臣官房は、人事、予算、国会等を担当する。官房長の身分は最上の局長クラス)

  |

局長(局を統括するのが局長。局長のスタッフとして審議官がいる。審議官は課長の上)

  |

審議官・部長(局の下に部がある場合は部長がそのトップ。ない場合も多い)

  |

課長(課の責任者。ここまでは、国家公務員1種試験採用者であれば、40代で昇進が可能)

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課長補佐

  | 

企画官

  |

専門官

 

では、また明日。






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Last updated  2011.09.20 13:41:52
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