|
※ここからは広告を含みます。
今日は、6月20日 今年の3月末に入隊した陸上自衛隊の自衛官候補生にとっては、 自衛官としてどの職種部隊で勤務していくのか決定されて、間もなく前期教育が修了しようとしている時期であろうと思う。 約3カ月の前期教育では、どんな思い出や、陸上自衛隊に対する印象を持っただろうか 前期教育を修了しようとする時期では、3月末頃にいわゆる「民間人」だった人間が、 『すっかり起居動作、身体と心の姿勢、服装や髪形などの整え方などが、良くも悪くも大きく変わった』 と実感できるのではないだろうか 例えば、 上官に「前ぇ~ 進めっ」 と、言われた時に もう既に、反射的に『左足』から踏み出せるようになっているだろう。 ※ここからは広告を含みます。 下の写真は、 ライジングサン第1巻にある 教育隊の営内班長が、隊列を組んで号令で一斉に動き出すときの踏み出し方を自衛官候補生たちに教えているシーンだ (参考文献 ライジングサン第1巻) このシーンでは、 『始めの一歩は、左足からと決まっている。』とあるのは、『ホント』である。 しかし、 このマンガのシーンでは、『「左足前」といって』と述べているが、 この「左足前」という用語はない。 そのため、この説明は『ウソ』である。 では、正しく説明すると、この左足から踏み出す、という根拠は、教範「基本教練」に書いてある。 教範とは、自衛隊の中で使用されている【教科書】のことだ。以前のブログ記事で紹介しているので、詳しくはそちらをご覧になっていただきたい。 自衛隊の専門用語(自衛隊の教科書) その教範「基本教練」の中の 第2款 行進間の動作 ということが書いてある部分の 第15 速足(はやあし)行進 という場所に、 写真の様に「左足から」前進する。とあるのが分かるであろう。 そして、『左足前』という用語は無い、ということが分かるだろう。 おそらく、このマンガの教育隊では、数日前まで「部外者」で「民間人」あった者が、印象付けられて記憶できるようにと、『左足前』という言い方で工夫したモノと考えられる。 しかも何とっ、蛍光黄色でマークしてあるのでお分かりになると思うが、 歩幅を75cmを基準、速度が1分間に120歩を基準とまで、決まっている 蛍光黄色でマークしてあるということは、新隊員に実施させる学科試験に出す、という範囲でもあるということだ この正しい歩幅と速度で、歩けるようになるために、前期教育では 教場や訓練場所への移動、食堂への行き帰りという機会をも使って、 身体に染みつくように訓練するのである 数多くある自衛隊関連ブログの中から ご覧頂き、ありがとうございます。 ランキングに参加しておりますので ご覧の際には、是非ポチっていただきまして 応援をお願い致します。 ブログ更新の励みになっております。 にほんブログ村 元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。 ↓よろしければ覗いてみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.13 22:28:10
コメント(0) | コメントを書く
[マンガに見る陸上自衛隊新隊員教育のウソ・ホント] カテゴリの最新記事
|